2015年05月02日

世界一肥満大国のメキシコでは、スクワットを10回すれば、地下鉄やバスが無料になります

今年1月末から、メキシコのメキシコシティでは、スクワット10回をすれば、地下鉄やバスが無料になりました。
目的は、市保健局が、市民の肥満を食い止めたい為です。


午前8時〜午後1時の間。
市内15カ所、30基の専用機械の上で、スクワットを10回しましょう。
そうすれば、地下鉄やバスの乗車券がもらえるのです。


(ジャパニーズインベスターより)



メキシコ全土にて、肥満が問題となっています。


世界一の肥満国は、イメージではアメリカのように感じますが違います。
メキシコなのです。


大人の7割、子供の4割が肥満なのです。


肥満の理由は、治安の悪さです。
その為、外で運動することが出来ないという独特な背景があります。



メキシコ人の死因第一位は、糖尿病。


経済協力開発機構に加盟する34カ国のうち、メキシコが一番糖尿病の発症率が高いのです。


2011年、GDPの1.2%が糖尿病をはじめ肥満を原因とする病気の治療費に使われました。



メキシコ産のコーラは、世界で一番おいしいコーラだといわれています。
甘味料ではなく、砂糖を使っているからです。
その為か、一人あたりのコカ・コーラ消費量は、アメリカを上回り、メキシコが世界一です。


アメリカの影響を受け、メキシコの食生活はファストフード中心です。


2010年、メキシコ料理は、食文化として初めて世界無形文化遺産になったのにね。
この伝統的な食生活を続けていれば、肥満・糖尿病とも無縁だったのに。


メキシコ料理は、穀物、野菜、トウガラシを中心としたもの。
トウガラシに含まれるカプサイシンは、脂肪の燃焼を促進し、蓄積を防ぎます。


メキシコは、トウガラシの原産国なのに肥満大国という皮肉。


※※※


日本は最近、肥満の人が減ってきたように思います。
明らかに太りすぎという人は、あまり見かけません。


日常的にジョギング、ウオーキング、ジム等の運動を行っているからでしょうか。
自転車に乗る人も多いです。


食事に気を使う人も多いです。
お菓子・飲料関係をつくるメーカーも、世間の健康に対する意識の高さにあわせ、甘さ・油を控えめにします。
「トクホ」の冠が付いたものも率先して販売しています。


私のように、お金が無いといのもあると思います。
夜な夜な、外でお酒を飲むほどお金が無い。
外でお酒を飲むと、変な時間に、カロリーオーバーなものを食べたりするしね。
見栄をはって、大枚払って飲むのはかっこ悪いという風潮もある。
そもそも、お酒を飲むような時間に、会社から帰宅できないorz


健康で長生きできるようになった分、成人病よりも認知症の方が問題視されてきています。
いろいろと難しいね。


とりあえず、この連休中ぐらいは、のんびり好き勝手に飲んだり食べたりして、日ごろの仕事のうっぷんを晴らすのも悪くありません。

Posted by kanzaki at 2015年05月02日 20:11