2015年08月02日

「美松 大手通店(新潟県長岡市)」のレーメン(680円)〜洋菓子店なのに、冷やし中華が食べられるお店

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新潟県長岡市には、洋菓子店なのに、冷やし中華が食べられる不思議なお店があります。
「美松 大手通店」の「レーメン(680円、大盛りは+100円)」です。
長岡市民の夏の定番メニューです。


●美松 大手通店|GATEAU SENKA|ガトウ専科
http://gateausenka.jp/15/index.html

店名:美松 大手通店
住所:940-0062 長岡市大手通1-4-12 都屋ビル1階
電話番号:0258-36-0852
営業時間:ショップ10時00分〜19時00分
カフェ 10時00分〜18時30分(レーメンのラストオーダーは18時00分)


●美松 大手店 (ミマツ) - 長岡_喫茶店 [食べログ]
http://tabelog.com/niigata/A1502/A150201/15004613/


レーメンは、昭和34年2月4日の創業当初から続く、美松のオリジナルメニュー。
自慢の自家製つゆとマヨネーズに、シャキシャキの野菜が彩られています。
創業者が日本各地を走り回り、厳選した素材を探し出し、この味に辿り着きました。


母を連れてお店へ行きました。
長岡花火の日のせいもあるのでしょうが、30分ぐらい並びました。
店内は、懐かしい感じの喫茶店です。
2人席が多いです。
ほぼ全てのお客様がレーメンを頼んでいました。
若い人だけではなく、ご年配の方もです。
長岡市の人達に愛されているお店とメニューなのですね。


注文をすると、先にテーブルへ、袋入りの割り箸が置かれます。
洋菓子店なのにお箸という組み合わせが不思議です。


5分程度で、料理が運ばれてきました。
ガラスの器に盛られています。
大きさは、即席麺のどん兵衛の器ぐらい。
通常の冷やし中華と違い、つゆ(スープ)が多いです。
冷やし中華というと、底が浅い器が定番ですから、どっちかというと冷やしラーメンに近いのかな?


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具材は、チャーシュー、パイン、レタス、きゅうり、トマト、かにかまぼこ、ゆで卵です。
いくつか角氷も入っていました。
自慢のつゆとマヨネーズの味を邪魔せず、シャキシャキ食感や冷涼感を堪能でき、尚且つ値段を高くしなくてもいい、ベストチョイスだと思います。
(写真では、チャーシューが2枚重なっていますが、母は肉が食べられないので、私がもらったからです)


つゆは、一般的な冷やし中華にある強烈な酸味や濃さがなく、抑えめにしてあります。
特性マヨネーズも、一般的なマヨのような脂っぽさはなくマイルドです(ケーキ売り場に、このマヨネーズ単品も販売していました)。
麺は、割りかし太めなのかな。


このつゆとマヨが組み合わさると、お互いの優しさが相乗効果となって、うまさを引き立てます。
流行りのラーメンにある強烈なパンチとは違い、常に穏やか。
具材にしても、このつゆ&マヨにしても、優しい感じなのです。
なんだか、可愛らしさもあります。
そういう意味では、洋菓子店にあっても違和感がありません。


私は、冷やし中華にマヨネーズを入れるのって、コンビニで冷やし中華を取り扱うようになってから知りました。
それまでは、マヨネーズとの組み合わせを知りませんでした。


「冷やし中華にマヨネーズ」というのは東海(名古屋)・東北(山形、福島)で一般的で、西日本は少数派だとか。
名古屋のラーメンチェーン「スガキヤ」が発祥といわれており、名古屋のイメージが強いです。
(情報網も発達したし、コンビニのおかげで、今では単に個人の好みの違いだけだと思いますが・・・)
こちらのお店では、新潟にありながら、創業当時からこのスタイルというのが驚きですね。


※※※


美松 大手店は、3つ有名なものがあります。


・夏の風物詩「レーメン」:10月まで

・サンキューまつり:
毎年2月、シュークリームが1個39円で販売されます。
本体価格39円は、創業当時から変わっていません。
雪の降る街にて行列が出来る、長岡の風物詩です。

・春を知らせる「苺ロール」:
たくさんの苺を使用したロールケーキ。
ラップの上から切っていただく製法は、特許として取得しています。
販売当初から珍しく、それ以来、この時期を楽しみにしているお客様がたくさんいます。


このように昔から、季節ごとにお客様が楽しみにしている洋菓子店というのは少ないのではないでしょうか。
しかも、若い人からご年配まで、みんなに愛されています。
その愛され度は、店内に入ってとても感じました。


店員の皆さん、笑顔でやさしい感じでした。
並んでいる際、店内の行列は椅子に座ることが出来ます。
若い女の子たちが座っていると、そのすぐ後ろにご年配の方が立っていました。
すると若い女の子は、ご年配に笑顔で席を譲っていました。
良いお店には、良いお客様が来るのだなあと感心しました。


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どれも良心的な値段ですね。
今日は食べられなかった「どら焼きサンド(189円)」「黒カレー(680円)」も気になります。
どら焼きサンドは、どら焼きの皮でカレーやクリームチーズ、チキン&タルタルソースなどをサンドしています。
黒カレーはスパイシーですが、添えてあるタルタルソースを少しずつ混ぜながら食べるとまろやかになります。


洋菓子店なのに冷やし中華という組み合わせ。
是非、ドラマ「孤独のグルメ」でとりあげてもらいたいです。
主人公・井之頭五郎を松重豊さんが、あの高身長でスイーツ&レーメンを食べる姿と、心の中のつぶやきを観てみたいです。


ps.
長岡のあちこちを移動したのですが、長岡の人って、とても親切で笑顔な人ばかりでした(お店の人だけでなく、一般の人も)。
そして、女性がもの凄く美人さんばかりでした。
基本的に、顔が小さいです。
若い子は、アイドルやタレントなの?と思う子ばかりでした。
凄い街です。

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Posted by kanzaki at 2015年08月02日 23:08