2015年08月05日

イギリス人のように、エレガントな断り上手になりたいものです

忙しいのに余計な仕事を依頼されました。
あなたは、お断りしますか? それとも喜んでやりますか?


BTジャパンの吉田晴乃社長は、何でも引き受けるべきではないと語ります。
仕事には優先順位があるからです。
その仕事が会社の中で重要か否かという判断が必要です。


BTジャパンは、イギリスの大手通信会社BTグループの日本法人です。
現在、BTグループは170カ国以上で展開しています。
すべての仕事は、P/L(損益計算書)で評価されます。
そこに換算されない場合は、是々非々(善いことは善いとして賛成し、悪いことは悪いとして反対する)で判断。


自分で決められない場合は、上司へ相談。
どんな小さな仕事でも、会社にとって、どんな意味があるのかを基準に判断する癖をつけましょう。



頼まれても断るべき場面があります。
その時に重要なのが、上手な断り方です。


違いの関係をよくする発展的な断り方が理想。
断ったうえで、自分の味方につけるにはどうしたらいいのか。
そんな戦略的なやり方を必ず考えます。


BTグループ本社のあるイギリスでは、こちらが断られていることがわからなくなるような上手な断り方をします。
品が良くてエレガント、一生懸命褒めてくれるのですが、後でよくよく考えたら、断られているのです。


「なるほど、これは面白そうね。
ぜひ手伝いたい。
今は手をつけられなくて申し訳ないけれど、今度一回、その話しを聞かさせていただけます?」

「私よりも、もっと詳しい人がいるから紹介しますね」


必ず相手から、「ありがとう」と言われるような返答を心がけましょう。


(雑誌PRESIDENTより)


※※※


断り上手になりたいものですね。
これは、知識・テクニックとして覚えておきたいものです。


それはなにも、ずる賢くなろうというのではありません。
人間関係を円滑にするためです。


多くの日本人は私を含めて、下手だと思います。
「こちらは何も言わず、相手に感じ取ってもらう」という考え方だからです。


今回の話は、実はもの凄く大事なことかもしれません。
関連した本を読んでみたいと思います。

Posted by kanzaki at 2015年08月05日 23:39