2015年08月11日

タウリンは人を冷静にさせる〜戦国の武士は、パニックにならないように「干しダコ」「スルメ」「干しアワビ」を食べました

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「タウリン1000mg」といえば、リポビタンD!!


タウリンは、脳や視力の機能を向上させる働きがあるそうです。


タウリンは、イカやタコ、サザエの主成分です。


イライラやパニックになり、脳が過剰に興奮したとき、タウリンの摂取で鎮められることが分かっています。
戦国時代の武士たちは、成分名は知らなくても、これらを食べることで冷静になることを知っていました。


(食文化史研究家・永山久夫さんの解説)



生きるか死ぬかの中で戦う武士たち。
目の前のピンチに、パニックを起こしてしまうのは珍しいことではありません。


このようなとき、即効性があるのが、「干しダコ」「スルメ」、武将クラスならば「干しアワビ」です。


干しアワビは、出陣式に使われます。
この干しアワビを「のしアワビ」と呼び、敵を「のす(倒す)」と縁起を担ぎます。


干しダコやスルメは、立派な兵糧(ひょうろう)です。
パニックになったときに噛んでいると、冷静さがもどってきて、自分の立ち位置・脱出方法も分析できます。


夏はタコが美味しい時期。
タコ天、涼味を加えたタコのぶつ切りなどはいかがでしょうか。


※※※


タウリンは血液をサラサラにしてくれるので新陳代謝がよくなります。
新陳代謝がよくなれば脂肪が燃焼されます。
また、肝臓内の中性脂肪を取り除き、肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。
このように、ダイエットも期待できます。


しかし、コレステロールが高い食材に多いですし、胃酸を過剰に分泌させるので注意してくださいね。
食事によるダイエットや健康は、一極集中せず、ほどほどにしましょう。

Posted by kanzaki at 2015年08月11日 22:49