最近、「大和言葉(やまとことば)」が注目されています。
●印象アップ間違いなし?いま「大和言葉」が見直されてる - NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2143139343013977801
・「大和言葉」とは、「漢語」「外来語」以外の、古くから使われている日本の言葉。・「感動した」にもいろいろな感じ方があり、「胸に染みる」「胸をうつ」「胸に迫る」と段階で使い分けられることができる。
一音一音に日本人の感性が投影されているため、私たちの心に染みるのだそう。
●大和言葉の例:和ごころ やまと言葉への誘い Maccafushigi
http://www.bb.em-net.ne.jp/~maccafushigi/mac/10.htm
●大和言葉クイズ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~neo-kaiwa/explanation1.html
そんな大和言葉について、上野 誠さんが解説しています。
上野さんは、国際日本文化研究センター研究部客員教授です。
専攻は、万葉文化論。
1300年前に大和言葉で書かれた歌が専門です。
●Amazon.co.jp: さりげなく思いやりが伝わる大和言葉 常識として知っておきたい美しい日本語_ 上野 誠_ 本
http://www.amazon.co.jp/dp/4344027809/
大和言葉は「理(り)ではなく情(じょう)に訴える表現。使えば生活がもっと豊かになる」と語っています。
※
・昔、公的な文書や記録は漢文でした。(中国の文語体による文章)
そんな時、普段使っている自分たちの言葉を残したいと作られたのが、古事記と万葉集でした。
・大和言葉は、非常に情に訴えかけるような表現が多いです。
(例)「夕月夜(ゆうづくよ)」、「朝戸出君(あさとでのきみ)」
・どんなに理を尽くしても、最後に訴えるのは情です。
(例)相手に感謝の気持ちを伝える場合:
「ここに感謝の意を表します」よりも、「本当にありがとう」の方が気持ちが伝わりやすい。
・上野さんの書いた上の書籍では、大和言葉が持っている微妙な言い回しやニュアンスの上手な使いこなしを解説しています。
きれいな言葉、配慮がある言葉、気持ちが伝わる言葉を使えるようになると、生活がもっと豊かになります。
※
【趣(おもむき)】
・この本で取り上げた275語の中に、「趣(おもむき)」という言葉があります。
「趣のある中庭」「趣のある茶室」などと使います。
・「おもむき」の「おも」とは、想いや心のことです。「心が向かう方向」という意味。
・趣とは、心が惹かれるような奥ゆかしさを持っていることです。
少しでもその場所にいたい、心が落ち着く。
日本の美意識は、押しつけるものではなく、全体の調和の中で、そこはかとなく感じるものです。
・茶室は、全体の部屋、茶道具、絵、季節の草花が全体の総和として「趣」が出来上がっています。
これこそ究極のおもてなしなのです。
※※※
その良さが再認識されたのは、心や耳に響きとして心地よいからなのですね。
だから、厳密な大和言葉だけではなく、やさしや情がこもった言葉を使っていけば良いのかなと思います。
●大和言葉の例:和ごころ やまと言葉への誘い Maccafushigi
http://www.bb.em-net.ne.jp/~maccafushigi/mac/10.htm
上記のサイトで紹介されている言葉は、どれも心にやさしく響きますよね。
<こころくばり 心配り> 、<たおやか 嫋やか>、<せせらぐ>、<はぐくむ 育む>など・・・。
ネット上ではスラングな言葉が飛び交っています。
お互いが、その短い単語・文章で、気持ちを表現できるのですから否定しません。
でも、そんな時代だからこそ、昔からある美しい言葉を使う人に出会うと、とても好印象となります。
心の穏やかさ、上品さが感じられますよね。
性格を直すのは大変ですが、そういった言葉を意識的に使うことで、心に変化が生まれると思います。
幸運を引き寄せる「言霊(ことだま)」は、実は大和言葉なのではないでしょうか。
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