2015年08月15日

やっぱりコインランドリーが好き〜シューズ専用の洗濯機を使用する

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(今日は晴れの日なのに、突然の雨に焦りました)


夜22時のコインランドリー。
私は、スニーカーを洗いに出かけました。


前回、コインランドリーへ赴いた際、スニーカーなどのシューズを洗濯する専用の機械があることに気づいたからです。
いつの間に設置したのだろう。


今風のドラム式ではなく、昔からある洗濯機の形(上から洗濯物を投入する)。
中に一本、棒が刺さっており、少し固めのブラシが周囲に向かって伸びています。
これで、シューズをゴシゴシと洗うようです。


毎日、スニーカーを愛用している私。
ジョギングはもちろんの事、会社でもスニーカーを履いています。
他の人は、ちゃんと革靴を履いて仕事をしている職場。
しかし、なにかと作業をしたり移動が多いので、スニーカーの方が重宝するのです。


スニーカーって、洗うのが面倒ですよね。
衣類は洗濯機で全自動なのに、シューズ類は専用ブラシで、ゴシゴシと手作業。
それを自動でやってくれるのですから、本当にありがたいです。



大人用のシューズは、2足までしか1度に洗えません。
説明を読むと、シューズ紐を結んだままの場合、キツ目に結んでくださいとの事。
インソールは外したほうが良いのかは書いてありません。
とりあえず、インソールは外し、シューズと一緒に洗濯槽に入れました。


コインを投入。
200円で20分間、洗ってくれます。


ほどなくして、静かに動き出しました。



夜のコインランドリー。
幾つかの洗濯槽が静かに回っています。


アイドルヲタクの私ですら聴いたこともないアイドルの曲が、有線放送で流れています。


お客は私ひとり。


自動販売機で、130円のアイスコーヒーを購入。
簡素な椅子に腰掛け、で小説を読んでいました。


コインランドリーにいる時が、一番集中して本を読むことが出来ます。


喫茶店のようなフカフカの椅子でもなければ、こだわりの豆をひいたコーヒーでもない。
それなのに、喫茶店にいるより、ずっと居心地が良いのです。



三島由紀夫の小説「金閣寺」を読んでいました。
内容は、あらためて言う必要はないかと思うので割愛。
昔の作品ですが、私には古くも新しくもない、常に「今」の作品です。


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20分が経過。
洗濯機はアラームが鳴るでもなく、いつの間にやら静かに終わっていました。


洗濯槽の蓋を開けると、きつく縛っていたシューズ紐がほどけていました。
かなりの洗浄だったようです。


この洗濯機の上に、シューズ専用の乾燥機が備え付けられていました。
電子レンジぐらいの大きさ。
蓋を開けると、奥の方から4本の棒が伸びています。


この棒にシューズを差し込み、乾燥させるのです。


はて、インソールはどう乾かしたらいいのか分からなかったので、これは乾かさずに持ち帰りすることにしました。
(脱水されており、ほとんど乾いていましたし)


この乾燥機は、100円で20分使用できます。
またも小銭を徴収。


しかし、面倒なシューズの洗濯・乾燥を1足につき150円で行ってくれるのですから、非常にありがたいです。


しかも、待ち時間は読書に没頭出来ます。


20分経過。


シューズが見事に乾燥していますよ。
もう、このまま履いても大丈夫なぐらいです。


こんな便利な洗濯機、もっと早くにしっておくべきでした。
これでどんどんシューズを履き倒しても、マメに洗って清潔に出来ます。



洗濯中、珍しく、お客が立て続けに二人来ました。


一人は、クールビズ姿の中年男性。
もう一人は、ラフな格好の、これまた中年男性。


中年男性3人が、夜のコインランドリーで遭遇。


しかし、小説のような展開があるでもない。
私は読書をして、他の人達も、備え付けの雑誌を読みふけていました。


同じ空間にいながらにして、何も共有しない関係。
互いが互いに、存在を打ち消し、邪魔にならないように過ごしていました。
昨今の喫茶店には無い空気。


そうそう。
私が望む空間というのは、こういうもんなんですよ。



●関連記事: コインランドリーで過ごす、無駄な時間が好きです
http://kanzaki.sub.jp/archives/003391.html

Posted by kanzaki at 2015年08月15日 23:57