2015年09月05日

本日、新潟市内でBRT(バス高速輸送システム・連結バス)開業〜ネガティブな意見ばかりなのは、「増やさない、減らさない」という県民性が原因?

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【初日、トラブル発生】


BRTは、バス高速輸送システムの意味。
9月5日、新潟市で開業しました。


その根幹となる2両連結バス(愛称・ツインくる)が始動。
初日に多くの人が利用しました。


連結バスに発着の乱れや、精算システムのトラブルなどが発生。
メディアはこぞって、ネガティブ系な報道がめだったなあと感じました。


確かに私のまわりでも、否定的な意見が多く、大賛成という声はありません。
どうもそういう人達の話しを聞くと、そもそも公共機関を使わない人ばかりです。



【新潟市はマイカー社会】


新潟市は、マイカーを1人1台所有が当たり前の町です。
それを象徴するのが、「新潟バイパス」の日本屈指の交通量です。


特に黒埼IC - 竹尾ICの各インター間は、全国の一般道路の中でも交通量が非常に多く、常に上位10位以内に新潟バイパスの区間がランクインされています。


1999年の調査で全国1位。
全国の上位10地点中4箇所を新潟バイパスの区間が占めました。(wikiより)
今でもひどいもので、朝、一つ交通事故があると超大渋滞となり、遅刻者続出です。
雨で天気が悪い程度でも、簡単に渋滞となります。


そもそも、多くの人が、バスに乗る機会が少ないのです。
そうなると、専用レーンを走らない巨大なバスは、マイカーの運転の邪魔と感じるのです。


政令都市なのに地下鉄も無いし、バス・電車などの公共機関は貧弱。
そしてマイカー社会。


しかし、少子高齢化が加速度的に目立つ町なので、公共機関の強化は必要です。
他県から訪れる人にとっても、公共機関は重要です。



【新潟の県民性】


新潟の県民性は、商売下手。
「増やさない、減らさない」がモットー。


新潟は他県より、収入が少ない人が多いです。
それは経済うんぬんではなく、このモットーが原因です。
(相手を蹴落としてまで成り上がろうと言うのはないから、人柄は良いです)


また、東京に対する憧れは物凄いので、新しいものにはすぐ飛びつきます。
しかし、その熱もすぐ冷めて、客離れが加速。
最終的には、新規のものは衰退し、昔からあるものだけが生き残る。


例えるなら、旅行から戻ってきて、「やっぱり自宅が一番だわ」というあの感覚が、生活の根底にあります。
だから、「増やさない、減らさない」に落ち着くのです。


今日は、初日で運営側も手探り。
そこにきて通常よりお客様も多かったので、トラブルがあったっておかしくない。
大事なのは長期的にみて、日常に根付くかどうかです。


私はマイカーを持っていないし、普段は、自転車(ロードバイク)も使わないです。
交通渋滞天国なので、その横をロードバイクで走るのが怖いからです。死にたくありません。
大きな新たな試みを身をもって体験して、それから反対するかどうかを考えてみてもいいのかなと思います。



そいうや、今日からBRT以外にも、路線バスのダイヤなどが大幅に変わりました。
私の働く事務所の前に、新たにバス停留所ができました。
職場から新潟駅まで、直行できますよ。


これは、私がNGT48の劇場へ行くために作られた専用の停留所に違いない(名推理

Posted by kanzaki at 2015年09月05日 23:04