2015年10月31日

なぜ、「オレオ」はアメリカ人に愛されるのか?〜オレオのCMといえば後藤久美子さんですよね?


「オレオ」には12の花が隠されているなど、オレオについて知られざる9つのこと)


長年、アメリカで人気のお菓子といえば、「オレオ」です。


●オレオ | ヤマザキナビスコ
http://www.yamazaki-nabisco.co.jp/brand_nb/oreo/
(日本ではヤマザキナビスコが製造販売)


1912年3月6日発売。
100年を超えるロングセラー。


4回、商品名を変えており、現在は「Oreo Chocolate Sandwich Cookies」。
「オレオビスケット」→「オレオサンドイッチ」→「オレオクレームサンドイッチ」→「オレオチョコレートサンドイッチ(1974年〜)」

発売当初は、オリジナルとレモンメレンゲの2種類だったが、現在は60種類以上。
季節限定や、他社企業とコラボした商品も出しています。



世界で製造されたオレオをつなげると、地球を390周近くなります。


1995年、シカゴの工場で160億個も製造。
2016年、オレオなどの製造拠点をシカゴからメキシコに移し、更なる製造拡大と利益増加を予定しています。
その影響で、600人ほどの従業員解雇も見越しています。


チョコレートクッキーとクリームの割合は、71%:29%と決まっています。
この割合が一番美味しく味わえるそうです。


男女に食べ方の違いがあります。
男性の84%はそのまま食べます。
女性の41%は2枚を剥がして食べます。


アメリカでは、
「クッキー2枚を剥がして食べる」
「クリームだけ先に舐めて食べる」
「ミルクに浸して食べる」
という3つの食べ方が主流です。
(もちろん、そのまま食べるのも多い)


販売戦略は、宣伝広告が多いです。
また、時代の流行にあった新商品や季節限定商品を開発、他企業とコラボ商品の開発。
消費者が飽きないように改革を起こしているのです。
また、オレオを使ったデザートレシピが数多く出回っているのも、コンスタントにヒットし続けている人気の理由です。
フェイスブックは世界中から4000万人ものファンがフォローしているそうです。


オレオ1個を作るのに要する時間は59分もかかります。
丁寧でこだわった作り方、砂糖と脂肪をたっぷり含んだ美味しさは、今もアメリカ人に大人気なのです。


(ジャパニーズインベスターズより)


※※※



オレオのテレビCMで思い浮かぶのは、後藤久美子さん(古っ)。
他の有名女優も起用されてきたけれど、一番記憶にあります。



同じく定番であるリッツといえば、沢口靖子さんのリッツパーティー。
いまだにこの商品に起用されているのが凄いですね。
「相棒」は録画で観るけれど、何故か「科捜研の女」はリアルタイムで視聴することが多いです。
ネットでは、科学捜査のシーンは、あのBGMにあわせてダンスタイムと称し、様々なダンス系アスキーアートが書き込まれるのがお約束です。
今シーズンの科学捜査の時のBGMは、荘厳になっており、なんとなく「ガンダムOO」のテーマ曲風で好きです。


メーカーが作るお菓子は、日本も海外も、昔から売られている王道が一番売れるようですね。
もう、味うんぬんではなく、幼いころに食べた「記憶」が、大人になっても買わせてしまうのかも。
それを家族の為に買ってきて、子供がそれ食べ、嗜好が継承される。


アメリカ人にとってオレオは、「記憶」としてしっかり根付いた定番お菓子なのですね。

Posted by kanzaki at 2015年10月31日 17:00