2015年11月18日

「29歳病」の解決方法とは?〜勝つ必要はないのです。強くなりましょう。

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【29歳病とは?】


「29歳病」という言葉があるそうです。


今後の人生を考えて、漠然とした不安や迷いに襲われる現象。
モデル、ウォーキングアドバイザーの仁香さんによる造語。


30代へのカウントダウンがはじまり、社会でもそろそろ若手扱いされなくなる。
女性だと、結婚・出産などを意識することも多くなる。
この先についての問題をつきつけられる時期。


悩んだあげく、突然会社を辞めて留学したり、恋人に別れを告げてお見合いしたり。
思い切った行動に出てしまうのも、29歳病のよくある症状。


(NIKKEIプラス1より)


※※※


上記の、「突然会社を辞めて留学」、「恋人に別れを告げてお見合い」というのは、「自分探しの旅」みたいなものでしょうかね。


自分というのものは、旅先にあるものではありません。
旅に出ても、最後は結局、自宅へ戻ることになります。
すごろくの「振り出し」に戻るだけです。
リフレッシュして再び、日々の生活へ戻るのが普通です。


不安を抱えたままの突発的な行動は、糸の切れた凧のような状態の生活になります。
自分でさえ、コントロールがききません。
こんな時に、人生を大きく左右するような事をすると、取り返しのつかないことになります。


区切りの良い年齢の直前というのは、誰だって漠然とした不安があるものです。
そんな時にとった行動というのは、自分の過去を振り返るに、「中二病」そのものでした。
恥ずかしいばかりです。


幸い、良き大人が身近にいてくれたおかげで、人生を転覆させるまでには至りませんでした。
こういう時、同じ歳の人に相談しても、中二病なアドバイスしかくれないのでやめた方がいいです。



【29歳病の解決方法とは?】


「29歳病」にかかってしまったら、同じ日々を淡々と過ごす方が良いと思います。


趣味でも仕事でも、なんでもいい。
以前から続けていたものを延々と繰り返すのです。
短期的な熱さは必要ありません。
地味で穏やかで良いのです。
するといつのまにやら、その事に対して上達していて、道がひらけます。


道がひらけると言っても、有名になるとか、賞をとるとかではありません。
自分にとって、根っこになるような、揺らがないものになれば良いのです。


他人と比較しちゃダメ。
相手と自分は、スタートも過程も能力も違うのですから、戦ってはいけない。
ましてや、年上と比較したら、その時点で殆んど負けが決まってしまいます。


戦って比較するのは、「過去の自分」とにしましょう。
同じことを続けていると、必ず過去より上達しているものです。
それが自信となって、前へ進むことができます。


他人と比較すると、負けたと認めた時点で、大抵は挫折します。
承認欲求(認められたい)という意識の中での戦いは、非常に諸刃だからです。
もの凄い推進剤にもなりえますが、大抵は毒薬になって、自分をダメにするからです。


「強くなる」のと「勝つ」のは、イコールではありません。
勝つ必要はないのです。
強くなりましょう。

Posted by kanzaki at 2015年11月18日 23:12