2016年03月03日

新潟市の古町8番町商店街に「ライジングボラード(自動昇降式車止め)」を設置〜違反車両が119台が、たった2台にまで激減

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新潟市の古町8番町商店街に、「ライジングボラード(自動昇降式車止め)」が設置されました。


●ライジングボラードとは、クルマの侵入を抑制するゴム製の円柱のこと。
クルマの通行を規制する時間帯に上昇させることで、違反車両の進入を防ぎ、人が安心して歩ける空間を確保できます。


新潟市の導入例としては2件めです。


設置前の1ヶ月、違反車両が119台ありました。
それが導入後、違反車両が2台に激減しました。


新潟市は、子供たちの安全確保の面から通学路でも効果が期待できるとして、今後も設置を増やしていきたい方針です。



・古町8番町商店街は一方通行のため、坂内小路側にボラードを設置しました。
午後5時〜10時を歩行者専用として車両の通行を規制し、時間によってボラード3本を自動で上下させます。


・障害者や工事業者などは県警の通行許可により、ボラードを操作するリモコンを配布。


・ボラードの設置費用は、約1400万円。


※※※


【新潟市中心部は道路事情が悪い】


BRT(バス高速利用システム)より効果が高そう(小声)


新潟市の中心部は、古くからある街。
それゆえ、道路事情はよくないです。


よく、「田中角栄のお膝元なので、道路が立派」といわれますが、そういう場所もあるというだけのこと。
昔からの住宅街、商店街の道路事情はよくないです。


市外から来て、一番こまるのが「一方通行」の多さでしょう。
特に細くて入り組んだ住宅街は、一方通行が多く、しかも標識らしきものが見当たらない(もしくは、見つけにくい)。


私の家の周辺もそうです。
それ故、よく逆走しているクルマを見かけます。
細い一方通行の道で、両方向からクルマがお見合い状態になり、どちらも動けない状態になることもしばしば。


土地勘のない場所をクルマで移動するだけでも疲れるのに、一方通行を気にしなければいけない。
さらに、子供たちの飛び出しもありますから、なおさら運転に神経をとがらせる必要があります。


少し歩いたところにある道路が、ようやく広く、真っ直ぐな道路になりました。
聞いたところによると、この道路を改善する話しは、昭和20年代からあって、平成になって実現したのです(しかも細かい部分は、まだ工事も始まっていない)。
道路というのは、なかなか簡単には直せないもののようです。


そんな中、キケンなクルマから子供やお年寄りを守るのに、「ライジングボラード」は効果的ですね。
なにせ、物理的にクルマの進入を止めるのですから。


残念ながら、設置費用が随分と高いのがネックです。
こういった装置の普及は先になりそう。


ですのでまずは、誰が一目見ても分かるよう、一方通行だと分かる標識をたくさん設置して欲しいです。
(新潟のお役所と警察は、市民がなにか言ってもスルーするのが得意なので期待できませんが・・・。みんな何かしら根に持っています)


交通事故は、なってからの迅速な対応も大事ですが、未然に防ぐ環境も大事ですよね。

Posted by kanzaki at 2016年03月03日 22:44