2017年01月27日

哲学者・デカルト「方法序説」〜4つの学び方の態度

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哲学者 ルネ・デカルトの著書「方法序説」。
「われ思う、故に我在り」の言葉で有名ですよね。
タイトルをかみくだくと、「ものごとを順序だてて考える方法がわかる本」ということになります。


●方法序説 (岩波文庫) _ デカルト, Ren´e Descartes, 谷川 多佳子 _本 _ 通販 _ Amazon
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●哲学者・デカルト「方法序説」〜幸福に生きるための4つの指針
http://kanzaki.sub.jp/archives/003767.html


彼は学び方の態度として、次の4つの基準を定めました。


1.自分が明らかに正しいと認めた以外は「真」と認めないこと。速断と偏見とを注意深く避けること。


2.検討し吟味する問題は、できるだけ小さく分割して考えること。


3.思想は順序に従って形成すること。単純なものから段階をふんで、複雑な認識に至ること。


4.常に見落としがないように全体を見て、詳細に記述すること。


とてもシンプルで、確かにそのとおりだと納得できるものばかりですね。
大きな仕事をするとき、特にそう思います。


最初は、その大きな仕事を目の前にして、呆然とします。
正直、逃げたくなります。


そんな時、上記2と3が大事ですよね。
目標に到達するには、なにをすれば良いか、ざっくり課題を複数考える。
そのざっくりと考えた課題を解決するにはなにをすれば良いのか、更に課題を分解する。
そんな感じでネズミ講のように、どんどん課題を細かくしていくと、どんどん小さく簡単な課題になります。
そうすると、「俺にもできるんじゃね?」と思えて、重い腰をおこすことができます。


細かく単純なものをどんどん解決していくと、いつにまにか大きな課題を解決しているものです。


やっていくと、失敗もあるし、トラブルも出てきますね。
嫌な感情をぶつけられることもある。
これもまた怖い。
怖いのですが、前進したがゆえに出てきたものですから、意味がある。



2017年もはじまって、もう1ヶ月になるのですね。
早いですねえ。


今は、毎年やらなければいけない面倒なことの第一弾真っ最中です。
最近は、事務所から帰るのが、一番最後のことが多いです。


年末年始の休暇が明けたのに、なんだか意識がぼ〜としたまんまです。
今年に入って雪が降り、寒いせいかもしれません。
心のエンジンがかかりません。


それなのに、課題はやってくる。
臨戦態勢ができていないままなので、やばいやばい。


幸い、私はメモ魔。
Evernoteに、仕事の細かい順序が書かれてあります。
後日、同じ仕事があった際に備え、備忘録というか、仕事の日記というか、とにかく時系列でメモっています。


今はそれを元に、やっております。
形から入って、そのうち心が追いつくのを待っている状態です。
まだ周回遅れですが・・・。

Posted by kanzaki at 2017年01月27日 23:51