本日の新潟日報に、映画「ミッドナイト・バス」の主人公を演じた原田泰造さんのインタビューが掲載されていました。
・主人公の考えを理解する際、自分自身の考えとすりあわせて役を作った。
・父親という立場について、家族の理想の形についていろいろ考えた。
・高速バスを実際に運転したのは貴重な体験だった。自分が本当に主人公になりきって、普段からこの道を走っているような感覚になった。
私は今、この映画の原作を読んでいる最中です。
3分の2ぐらい読んだところです。
この作品の登場人物と、映画で演じる俳優さんたちは、みんなピッタリな起用だと思いました。
主人公・利一は、背が高く、ミッドナイト色の制服が似合う男。
家族や恋人・職場の人とも、適度な距離感を持っています。
そんなにじょう舌なわけではないし、感情を大きく表に出すわけでもない。
優しいからこそ、そういう立ち振る舞いなのです。
地方で暮らす、今の40代後半の男性は、まったく旨味のない虐げられた年代です。
こういう主人公をテレビドラマでよく起用される俳優では、現実感がありません。
その点、原田泰造さんは違和感がありません。
地元のニュース番組で撮影現場を観ましたが、現実にいてもおかしくない主人公をきちんと演じていました。
多分、原田さんご自身が、毎日の生活を丁寧に過ごしているからなんだろうなあと思いました。
そうでなければ、この主人公の「普通感」を演じられないと思います。
小説には、新潟市の中心部に住んでいる人にはお馴染みの建物、お店、場所が出てきます。
具体的な店名はあえて書いていないのですが、間違いなくこのお店だろうなあというものがいくつも出てきます。
例えば、下記のお店。
●とんかつ太郎
http://www.tonkatsutaro.com/
(主人公が別れた妻のために、テイクアウトでタレカツ丼を買ったお店)
●ロシアチョコレートの店 マツヤ
http://www.choco-matsuya.com/
(主人公が、東京の恋人に買ったお土産)
その他もろもろありますが、ちゃんと最後まで読んでから書きますね。
(劇中に出てくる万代シテイ。右側の建物がバスセンター。主人公が運転する高速バス等が出入りする場所)
(このバスセンターにあるそば屋。ここのカレーが有名です。小説の中でも、このカレーが登場します)
●新潟万代バスセンターのカレー〜バスセンターの立ち食いカレーは、懐かしく黄色く辛い。歌手・小田和正さん、芸人・雨上がり決死隊の宮迫博之さんもファン。
http://kanzaki.sub.jp/archives/003620.html
※
【関連記事】
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http://kanzaki.sub.jp/archives/003810.html
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http://kanzaki.sub.jp/archives/003821.html
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