2017年12月19日

江戸時代には評判の悪かったコーヒーが、今では第4の波として自宅焙煎コーヒーを楽しむまでにいたりました

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江戸時代、すでに日本ではコーヒーが知られていました。
しかし、評判はよろしく無かったようでして・・・。


江戸一番の狂歌師・蜀山人(しょくさんじん)。
長崎で飲んだ際、「こげくさくて、味わうに堪えず」と日記に書きました。


明治になると、コーヒーはハイカラな文明となりました。
今で言う喫茶店につながるコーヒー茶屋・コーヒー館は、紳士淑女のデートの場所として人気があったそうです。


明治時代、文明開化によって、西洋の肉料理などが出回るようになり、コーヒーに対するイメージが変わったようです。



ついこの間まで、コーヒー第3の波(サードウェーブコーヒー)と呼ばれるコーヒーブームがもてはやされていました。

サードウェーブコーヒーとは、ハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れるスタイルのコーヒーのこと。
コーヒー豆、器具、淹れ方など、それぞれにこだわりをもったものです。


そしていま、第4の波が来ました。


第3でこだわりぬいたコーヒーの味を知った人達。
今度は喫茶店ではなく、自宅でおいしいコーヒーを味わおうと思いました。
高級な抽出器具などを購入し、自宅焙煎コーヒーを楽しんでいます。


第4の波は、デカフェ・コーヒー(カフェインの無いもの)だとか、いろいろ諸説ありますが、ここ最近のニュースでは、自宅焙煎コーヒーが目立ちます。
コーヒーメーカーのステマなような気もしますが・・・。


コーヒーは、寿命をのばしたり、糖尿病のリスク軽減に効果があるなんて研究結果もあるとか(1日4杯前後が好ましい)。


嗜好品を楽しむゆとりこそが至高。
そんな生活をしてみたいものです・・・。

Posted by kanzaki at 2017年12月19日 23:26