●Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である _ クリスティーン・ポラス, 夏目 大 _本 _ 通販 _ Amazon
●クリスティーン・ポラス _ 著者ページ _ 東洋経済オンライン _ 経済ニュースの新基準
●クリスティーン・ポラス_ 同僚に敬意を持って接すると業績が上がるのはなぜか _ TED Talk
【本のまとめ】
・礼節のある職場の生産性は向上し、無礼な人がいる会社は業績が悪化する。
・無礼な態度を取られている人のうち47%が仕事にかける労力を意図的に減らし、38%が仕事の質を意図的に下げている。
・無礼な態度は周囲の人の思考能力や集中力、認知能力を下げるし、体の免疫システムを害し、病気や死のリスクを高める。
・無礼さは、たやすく伝染する。
誰かが無礼だと周囲の人々の機嫌も悪くなり、他部署の人々や社外の人にも無礼な態度をとってしまう。
ウイルスのように広がってしまう。
・一方、礼儀正しさの伝染力も強いのだ。
誰かが思いやりのある態度で行動すると、皆が礼節な態度になり、誰もが互いに寛容になる。助け合う行動をとる。
・礼儀正しい人は仕事を得やすい。
それは、一緒に仕事をしたいと思われるから。
依頼されやすくなり、自分の能力を認めてもらう機会が増える。
そういう人には人が集まり、情報を得やすくなる。
・信頼を得る鍵は、相手を尊重する態度である。
信頼を得る行動は3つある。
(1)笑顔を絶やさない。
(2)相手の存在を認めて尊重する。
(3)相手の話しをきちんと聞くこと。
・相手からの評価で自分の改善点を知る。
相手から、自分の行動の良いところや、改善点を指摘してもらうといい。
・睡眠や食事、健康に気を付けることにつとめ、自分を大切にすることも、行動を正しく行うのに必要。
※※※
「礼節」というのは、日本とか中国とかそういう文化圏の作法だと思っていました。
だから、アメリカでこの精神を伝える人がいることに驚きと関心をもちました。
アメリカって、専門的な技術力や才能さえあれば、その人の性格や態度はあまり気にしないものだと思っていました。
「礼節」とは、言葉の通り「礼儀と節度」のことを指します。
きちんとした礼儀と節度のある態度のことを意味し、他人との関係を保つために必要とされる行動・作法のことを表す言葉です。
礼儀を行う心のことを礼節といい、表面的な付け焼き刃の礼儀ではなく、心が伴った言動といった道徳的な意味合いがあります。
私はもう、この年齢ですから、新たに専門的なことを勉強し身につけるのは難しいです。
そういうことで世の中を渡っていくのは難しい。
じゃあどうすれば良いのか。
私は、謙虚で穏やかに「社会(会社や組織など)」と接していくのが良いのかなと感じていました。
だから今回の書籍の「礼節」という言葉に惹かれました。
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