2020年04月06日

桜は『自分の見せ場』というものを知っています

sakura202004-02.JPG

桜がほぼ満開になりました。
新潟市内は、例年より1週間以上早いように思います。


しかし、コロナのせいで、市内の名所へ行く気になれません。
せっかくここまで無事に過ごせたのに、油断して感染したら意味がありませんから。


食料の買い出しで歩いていました。
すると、誰も人が寄り付かない小さな無人の神社に、ひっそり桜が咲いていました。
わずか3本。
しかも、小さいです。
誰もいませんし、ここなら感染とか問題ないだろうと立ち寄ってみました。



桜は一年間耐え、満開になるのはわずか1週間ばかりです。


桜は『自分の見せ場』というものを知っています。


だから満開時は、風が吹こうが雨に打たれようが、散らずに必死に咲き誇ろうとします。


花の先生がそう言ってました。



だからこそ、自分の見せ場が終わった後、桜吹雪の散り様が美しいのでしょうね。
「いさぎよさ」というのでしょうか。


昨日は、雨が降って天候が良くない日でした。
誰もいません。
しかし、神社の桜は『自分の見せ場』を私にだけはアピールしてくれました。


なんだか、自分の人生と重ねてしまいます。
自分の人生なんて、誰も感心がありません。


そんな一生でも、『自分の見せ場』というものはあるのかもしれません。
誰も見てないかもしれませんが・・・。


しかし、自分の人生です。
自分が納得できる咲き方をすれば、それで散ってよいのかもしれません。

Posted by kanzaki at 2020年04月06日 21:01