「ありがとうございます」・・・この言葉を意識的に使っています。
袋小路の暗闇に一縷の光が射すとはまさにこの言葉。
今の閉塞感を打ち破る強い言葉です。
一言で相手に感謝を伝えられる素敵な言葉です。
日本人はとかく、「すみません」を使ってしまいます。
謝る場面ではなく、感謝を伝える場合でもです。
けれど、感謝はちゃんと伝えた方がいい。
家族とか、普段はなかなか言えない人へこそ、きちんと伝えた方がいい。
たまに改まってではなく、毎日の生活の中で、何度だって伝えた方がいい。
今の当たり前の生活は、当たり前なんかじゃない。
毎度の食事のあと、食器を自分で洗ってごらんなさい。毎日。
きっと、その作業が辛くて嫌になってしまうから。
食事が出てきて(しかも、自分の味覚にベストマッチ!)、終わったら片付けてくれる。
洗濯だってなんだってそう。
それは、当たり前なんかじゃない。
だから、感謝は伝えるべきです。
その上で、自分も手伝ってあげてください。
脳は、相手に感謝を伝えると、自分が言われたように錯覚します。
つまり自分にとってもプラスになる行為なのです。
相手も自分も幸せになることをたった一言で実現できるのですから素晴らしいですよね。
歳を重ねたら、自分の人生をどんどんあきらめてスリムになるといい。
そして、削って削りまくって、それでも残るのが感謝の心と言葉でありたい。
認知症になって、自分がなにものか分からなくなり、隠すものもなにも無くなっても、相手への感謝が残っていたなら、それはきっと素敵な人生を過ごした証だと思います。
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