人間、誰しも悩みます。
その悩みを軽減する方法が知りたいですよね。
『ノートに書き出してみるといい』と言われていますよね。
具体的に書かれていた本があったのでご紹介します。
●「考える力」トレーニング―――頭の中の整理法からアイデアの作り方 _ 白取 春彦
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そのような悩み事はいやおうなく時間を奪い、健康にも仕事にも害を与える。
であれば、それら悩み事を軽減すればよい。
どのようにして軽減できるのか。
考える事柄を、事実だけに絞ればいいのだ。
たとえば、次のような作業をしてみるだけで、自分の悩みがどのように見せかけだけでふくらんでいるか、そしてどのようにして問題に対処すればいいかわかってくるだろう。
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(1)
まずはA3判くらいの大きめの紙を用意し、夜、眠りに就く前にそこに今の悩み事のいっさいを箇条書きで書きつらねる。
思いつくまま、感情の高ぶりにまかせ、勢いのままに書いてかまわない。
とにかく、これで悩みの全部を吐き出したと感じるまで書く。
そして眠る。
※
(2)
翌日の昼食を終えたら休憩をとり、それからおもむろに昨夜に書いた紙を眺める。
次に、すでに現実として起きた物理的事実を記した箇条書きだけを赤線で囲む。
この際には、自分の感情がどうであろうとも感情的な言葉は物理的事実ではないから、赤線で囲んではいけない。
その他に、予想、予測、憶測、期待、見込み、思惑、予定、善悪、良否、判断、気分、などがわずかでも含まれた記述も赤線で囲むことはしない。
その結果、赤線で囲まれた項目はせいぜい二つか、多くても数個程度であることを発見するだろう。
それらこそ、自分がすぐに物理的に対応しなければならない事柄なのだ。
あとの項目は、自分のとりとめのない考えが生んだ妄想、非事実であるにすぎない。
そのことを箇条書きではっきりと確認したとき、悩みや心配事のほとんどが事実ではないということを実感できる。
この作業をしてみると、悩みは事実の問題ではなく、心の問題だとわかるだろう。
その心の内訳は、事実ではない。
さまざまな思いと感情のとめどない渦だ。
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不安や妄想って、どんどん膨らんでいきますよね。
頭の中にある事柄をノートに書き出す。
その中から、事実だけを抜き出す。
そうすると、残りは事実ではない。妄想。
ノートに書いて、それを目視することではっきり認識できますね。
是非、試してみてください。
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