神崎のナナメ読み: 「ADHD（注意欠如・多動症）発達障害者」が使いやすいカバンの7つの条件～借金玉（しゃっきんだま）さん考案のバッグが発売

2020年06月22日

ADHD（注意欠如・多動症）の発達障害者である「借金玉（しゃっきんだま）」さん。
私はブロガー時代からファンなので、書籍も買いました。
普通の人には当たり前のことができない私には、本気で役に立つ内容でした。

彼の考案したリュックが発売されるというネットニュースがありました。

既に第一弾のカバンは販売していたのですね。

※

彼が考える、発達障害者が使いやすいかばんは、自身の著書に書かれています。

【かばん選びの7つの条件】

(1)十分な容量(集約化が可能)：
著者は、毎日かばんの中身を適切に入れ替えることができないので、どんどん入れても耐えうるかばんが必要。

(2)開口部が大きい：
著者にとって、「見えない物は存在しない物」。
開口部が大きく内部の一覧性が高く、可能な限り多くの物品に「一手でアクセスできる」ことが重要。

(3)自立する：
開口部を全開にしたままでも自立するのが大切。
倒れた拍子に中身が吐き出される悲劇は恥ずかしいから。

(4)頑丈である。重要物品の保護材が入っている：
著者は、仕事上ノートパソコンを持ち歩くのですが、丁寧にかばんを使うことが苦手なので、破損防止のため。
著者は落とす、ぶつけるは日常茶飯だから。

(5)内部は4つ以上に仕分けられ、かつそれぞれの開口部がある：
仕切りがあることで、取り出すのが楽になる。
郵便局に出す、役所に提出する、誰かに渡すなど、各用途ごとにそれぞれ専用の場所が欲しい。

(6)A4バインダーが最低4つはいるだけのサイズと容量：
バインダーは取引先ごととか、仕事別に分けた上で、一か所(かばん)にまとめて保管。
バインダーを全部取り出せば、今自分が抱えている仕事の書類の流れが一望できる。

(7)小物が一手で取り出せる、大きく、一覧性の高いポケット：
業務上すぐに取り出せる必要のあるアイテムを可能な限りアクセスしやすい位置に配置したい。
著者は営業マンで、外出先で契約をとったりするから、押印マット、朱肉、電卓などたくさん必要。

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以上7項目に合致するのが、アブラサスの「ひらくPCバッグ」。
次点が、エースの「ACE GENE EVL-3.5」です。

特に「ひらくPCバッグ」は発達障害者にとっての「神かばん」なんだそうです。

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ADHD傾向の強い人は、持ち物の管理が苦手なことが多いです。
あらゆる物がどこかに消えてしまうのです。
「整理整頓」や「出し入れ」などの工夫で解決しようとして、つまづいてしまう。

「必要なときに必要な物がない」というリスク回避だけ考えるなら、「全ての物をひとつのかばんにぶっこんでおく」という習慣をつけて、それを持ち歩けばいい。
一覧性の高いかばんの欠点は「重い」ことですが、他はおおよそ解決可能。

ADHDじゃない人にも便利そうですよね。
私もこれらをほぼ網羅する機能バッグを持っています。

このかばん、便利ですが「デカい! 重い!」。
中身空っぽでも、3.4kgもありますから。
ですので、あまり使っていません。

私の場合、物を失くすのが得意なので、「基本、外出時はほとんど持ち歩かない」が鉄則です。
必要最小限にして、万が一の際にも、リスクは最小限にしています。
下記のリュックは、あまり物が入らないことがメリットです。

Posted by kanzaki at 2020年06月22日 20:43