2020年07月10日

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朝、起きて窓の外を眺めると、辺り一面が霧で覆われていました。
見慣れた景色が、突然変わると、驚きとか感動より前に、なにも動けなくなりました。


見慣れたあたり前の状況は、自分の心を安定させているものだったのですね。


1時間を経過すると、先ほどの景色は幻だったかのように、霧は消えてしまいました。



自分の心を覆いつくす不安というものは、誰もが経験します。
この霧のように。


まったく違う場所に放り込まれたというより、いつもの見慣れた状況が一変する方が、混乱度が高いように思います。
「保身」とかそういう心理が働くからでしょうかね。


心臓の鼓動が不安定になり、なんだか血流も鈍く感じます。
冷静に考えられないから、余計に解決から程遠くなります。


そうなったら、「小さな、現実的にやれるタスク」を粛々とやっていくしかありません。
私のような一般人には、それしか手がありません。


そんな霧が、みんなの心からも早く晴れてほしいものです。

Posted by kanzaki at 2020年07月10日 06:49