2020年10月11日

「機動警察パトレイバー 30周年突破記念『OVA-劇パト1展』in新潟市」を初日に観てきました〜スマホとヘッドフォンを用意していくと冨永みーなさん、榊原良子さんのコメントが聞けます

patniigata-001.JPG
(人間より一回り大きいイングラムの模型)

「機動警察パトレイバー 30周年突破記念『OVA-劇パト1展』」を観に行ってきました。
この展示、新潟市での開催がラストになります。


劇場版1は、レーザーディスク版を買ったぐらい大好きです。
新潟市での開催は、本当にうれしいです。



(約30年前に、もうこの画質とストーリーが作られたことに驚きます。
まだwindows95もない頃に、コンピュータウィルスを使った犯罪を描いているのですから)


●機動警察パトレイバー公式サイト


●機動警察パトレイバー 30周年突破記念『OVA-劇パト1展』
CELEBRATING HEADGEAR 30 YEARS ANNIVERSARY featuring OVA-PATLABOR THE MOVIE

・開催日:2020年10月10日(土) 〜 11月15日(日)
・開催場所:新潟市マンガ・アニメ情報館(万代シテイBP2 1F)


●【動画あり】30周年記念「機動警察パトレイバー展」開催 新潟市マンガ・アニメ情報館(UX新潟テレビ21)

●機動警察パトレイバー 30周年突破記念 [OVA-劇パト1展] 名古屋 展示詳細を発表!|株式会社ジェンコのプレスリリース
(名古屋は、壁を黒で統一していたのですね。
新潟市は「白」を基調に「オレンジ」をアクセントに使っていました。
新潟の方が、パトレイバーらしいと思います。
ラストの新潟は、冨永みーなさんの追加コメントに加え、榊原良子さんのARコメントもありますよ)


laborni_004.jpg


laborni_005.jpg


patniigata01.JPG


※※※


【感想のまとめ】


・入り口で検温と手の消毒あり。マスク必須。展示場内には、紫外線の光による殺菌の機械が完備。


・観客はやはり年齢が高め。女性が多かったです。


・グッズ販売コーナーに、上海亭のカップラーメンが販売していて笑いました。ずるい。


・新潟市でレイバーが活躍する画像の展示もありました。
展示の作品がちょっと小さめでした。
A1版の大きさで観てみたかったなあ。
入場者には、そのポストカードのプレゼントがありました。


laborni_001.JPG
(画面左の建物は、NGT48劇場のあるラブラ2。
銃口を向けている方向に、バスセンターのカレーがあります)


laborni_002.JPG
(新潟駅の万代口。この駅舎は建て壊す直前の姿なので、本当に貴重)


laborni_003.JPG
(萬代橋での決戦。ガンダムと違って小型ロボットだからできることです。
2号機の頭が転がっているところに、製作者はちゃんと分かっているなあと感心)


・初期OVAのコーナーは、キャラクターやイングラムの初期案〜決定稿デザイン画を中心に、絵コンテなども展示。
手書きによる設定の注意書き等、とても興味深いです。
太田 功が一番、初期案と違います。
初期は物凄く太っており、ドカベンみたいでした。
香貫花・クランシーも初期案はイメージが異なっていて、途中案でもコロコロ変わっており、メガネをかけていたり、髪型もまとめかたや長さ等、今とは違いました。
ちなみに泉 野明の輪郭は、「ホームベース」なんだそうです。
今どきのアニメキャラクターと違って、頭身が現実的だし、子供が見ても各キャラの違いが分かりやすくていいですよね。
イングラムは、初期案からそんなに違いはないですが、二の腕部分の軟質素材部分が、物凄く異常なぐらい太いです。


・劇場版第一作のコーナーは、劇中の印象に残る数々の名シーンの原画を中心に展示。
劇中後半の零式(TYPE-ZERO)との戦闘シーンなど、あの当時まだCGとか発達していない時に、よくこれだけ描けるものだと感心。
しかもシーンによっては、1コマ1コマ、全て描き分けているところもあり、当時、映像に度肝を抜かれました。


・劇場版の後半は、松井と片岡の刑事2人が、犯人・帆場の痕跡を求めて東京を巡るシーン用にロケした写真などを展示していました(複製画が多かったのは、海外での展示会に出しているから)。



・劇場版の序盤、帆場が投身自殺する際、鼻から下しか映し出されないシーンがありますが、その原画を観た時、ものすごくゾクッとしましたよ。
プロの原画って、映像になる前から既に「作品」なのですね。


・ラストは、写真撮影が可能な立体模型や衣装等が展示されていました。
一眼レフカメラを持っていって良かったです。
しかし興奮しすぎて、絞り開放で撮影してしまって、うまく撮影できず・・・。


・カラーのイラストは、高田明美さんによる泉 野明を中心とした作品が多かったです。
高田さんのイラストは、綺麗で優しいですよね。
発色も明るいし。
観ていて心がほっとします。
女性客が多かったのは、高田さんのファンなのかな?


・スマホとヘッドフォンを用意していくと、冨永みーなさん、榊原良子さんのコメントが聞けます。
QRコードが、床の至る所にあります。
それをスマホで読み取ると、いろんなコメントが聞けます。
過去の展示会には無かった榊原良子さんのコメントや、追加収録した冨永みーなさんのコメントもたっぷり。
これらを全て聴くだけでも、相当なボリュームなので、通常の展示会よりもものすごく長く滞在していました。
当時の収録秘話とか、これは聴いてのお楽しみです。
榊原良子さんが、山崎ひろみ役をした郷里大輔さん(2010年逝去)について語った内容が印象深かったです。



【撮影可能な場所での撮影】

patniigata-002.JPG


patniigata-004.JPG


patniigata-005.JPG


patniigata-006.JPG


patniigata-007.JPG


patniigata-015.JPG


patniigata-008.JPG


patniigata-009.JPG


patniigata-010.JPG


patniigata-011.JPG
(実物大・イングラムのリボルバーカノン)


patniigata-012.JPG


patniigata-013.JPG


patniigata-016.JPG



現在、実はパトレイバーについては、水面下で動きがあります。
楽しみですよね。


新作でも、コロッケ入りの立ち食いソバとか、上海亭への昼飯注文ネタとかはやって欲しいです。
パトレイバーは、事件も無く、レイバーが戦わなくても話しを展開できるのも魅力ですから。

Posted by kanzaki at 2020年10月11日 21:49