日本の芸術家_岡本太郎さん。
「プライド」について語っています(「自分の中に毒を持て」より)。
『大切なのは、他に対してプライドをもつことでなく、自分自身に対してプライドをもつことなんだ。
他に対して、プライドを見せるということは、他人に基準を置いて自分を考えていることだ。
たとえ、他人にバカにされようが、けなされようが、笑われようが、自分がほんとうに生きている手ごたえをもつことが、プライドなんだ。
相対的なプライドではなくて、絶対感をもつこと。
それが、ほんとうのプライドだ』
この考えを20代から持っていれば、もの凄いことを成し遂げる人物になれるでしょうね。
今の世の中、「自分がほんとうに生きている手ごたえ」を持って生きている人は、なかなかいないのではないかと思います。
※
スタンフォード大学心理学部教授で高齢化センター所長_ローラ・カーステンセンさん。
「社会情動的な選択理論」を提唱しています。
ひとは残り時間を本気で感じるようになると、自分にとってもっとも大事なこと、人生レベルで満足できることだけにエネルギーを注ぎ、ネガティヴな情報よりポジティヴな情報に目を向けるようになる。
そういう理論を実験から導き出しています。
つまり、「年をとるほど幸せになる」ということです。
岡本太郎さんの言う「本当のプライドを持つこと」と、ここでいう「人生レベルで満足できることだけにエネルギーを注ぐこと」は同じような事なのかなと感じます。
20代はまだ人生の先が長すぎて、「残りの人生」なんて考えません。
年齢を重ねたからこそ決意できることがあるようです。
いろんなことを諦めて、その代わり、限られたものに集中して成し遂げたいものですね。
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