2020年11月21日

来年2021年の祝日の変更が国会で成立する予定〜せっかく苦労して製作・発送したカレンダーが「間違ったカレンダー」になってしまったわけでして

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来年2021年のカレンダーや手帳が多く出回っているこの頃。
文房具マニアは、あれこれ吟味し、頭を悩ませているかと思います。


来年2021年の祝日の変更が、国会で成立する予定です。
理由は、東京オリンピックが延期になったからです。
今年のように祝日を移動させるのです。

・10月11日の「スポーツの日」を開会式予定日の7月23日に前倒し。
・7月19日の「海の日」を開会式前日の22日に変更。
・「山の日」を8月11日から8日に移動。
・閉会式を予定する8月8日は日曜日で、翌9日を振り替え休日。


東京五輪の混雑回避や警備の円滑化のため、来年に限り「山の日」を8月11日から8日に移動させる五輪特別措置法改正案は、19日の衆院本会議で与党などの賛成多数により可決された。参院に送付され、今国会で成立する見通しだ。
改正案は東京五輪の来夏への延期に合わせて、来年の祝日を移動する内容。10月11日の「スポーツの日」を五輪開会式予定日の7月23日に前倒しし、7月19日の「海の日」も開会式前日の22日に変更する。五輪の閉会式を予定する8月8日は日曜日で、翌9日を振り替え休日とし、閉会式前後の渋滞緩和を図る。
政府推進本部の設置期限1年延長も盛り込んだ。
(2021/11/19 共同通信社)


オリンピックを例年に延期するのを決めたときに、さっさと決めてもらいたかったです。



既に市場には、2021年のカレンダーや手帳が出回っています。


手帳は1年前から製作を始めますから、簡単に修正なんてできません。
来年4月の手帳すら修正に間に合うのだろうか・・・。


かくいう私も、会社のカレンダーを作成しております。
既製品に社名を入れるようなものではなく、完全にオリジナル。
発行枚数だけ言えば、そこら辺の定番ヒット商品より上です。


作成がとても大変で、片手間にできるしろものではありません。
原材料が上がっていることから廃止を提案したものの、結局継続することになりました。


やっとこさ完成し、発送が終わったところに、この祝日変更。
結果的には、「間違ったカレンダー」になってしまったわけでして。
これが1年間掲示されるとなると、担当者としては、なんとも納得がいかないわけでして・・・。


事前に祝日変更の噂はあったものの、国会での改正案成立がいつになるかが不透明でした。
先走って祝日部分を修正し、万が一それが間違った内容だった場合は、余計に混乱してしまいます。
特に「8月9日の振り替え休日」が、よく分かりませんでした。


そんなわけで実は、カレンダーに祝日表記に関する説明文を入れておきました。


※祝日表記について:
 祝日の表記は2020年2月1日時点の官報に基づくものです。
 なお、祝日法などの改正により、祝日・祝日名・休日
 あるいは行事が変更になることがあります。


まあ、「言い訳文」ですね。
これぐらいしか、民間では対応できないのです。



祝日変更は、カレンダーや手帳以外にも影響が出てくるかと思います。


休日料金と平日料金に違いがある業界は影響があるでしょうね。
しかも、それをシステム上で調整している場合、設定変更も必要になります。


いろんな業界で、みんな頭を悩ませているのではないでしょうかね。



新型コロナウイルスの感染者、連日多く出ていますね。
今年の春あたりよりも酷いことになっています。


「GoToなんちゃら」という旅行や飲食などの大々的なキャンペーンをしつつ、自粛もうながすという変な形になっています。


これって、自動車のアクセルとブレーキを同時に踏み込んでいる形です。
この3連休は「我慢の3連休」とも言われていますが、きっとこの連休で感染者も増えるでしょうね。


目の前の危機すら解決できないのに、果たして無事にオリンピックを開催できるのかな?


オリンピックはスポーツの祭典として素敵なものだと思う反面、「お金」の部分がどうにもダークすぎます。


既にマクドナルドが、東京オリンピック公式スポンサーを撤退しています。
(選手村で提供するマクドナルドの食事が無料提供になる予定でしたが、それも無し)
継続する他社も本音は、やめた方がいいんじゃないかと思っているのではないでしょうか。


東京オリンピックは、本当に多くの人にいろんな影響を与えすぎです・・・。

Posted by kanzaki at 2020年11月21日 18:14