『うまくいっている人の考え方』という本の中で、「幸せになるのを未来まで待つ必要はない。 今、すでに幸せなのだ」と書かれている箇所があります。
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私たちは現在の幸せを楽しもうとせず、なんらかの出来事が起こるまで幸せになるのを延期する傾向がある。
たとえばこんな具合だ。
「私は……を得れば幸せになれる」
「私は……を成し遂げれば幸せになれる」
「私は……という状況になれば幸せになれる」
言い換えれば、新しい仕事や家、パートナー、車、学位、地位、人間関係などを手に入れることを条件に、自分の幸せを決めているのだ。
しかし、こういう姿勢では、あまりうまくいかない。
それは次のふたつの理由による。
(1)目標が達成できなかったらどうなるか?
その目標をあきらめるか、新しい目標を設定するまで、あなたはずっと不幸なままだ。
(2)目標が非現実的ならどうなるか?
一部の人は現実離れした期待を抱き、事実ではなく希望的観測に基づく素晴らしいシナリオを創造する。
しかし、そのシナリオはあまりにも非現実的なために実現せず、失望する。
そもそも、なぜ待つ必要があるのだろうか?
今、幸せを楽しむことを妨げている要因は何なのか?
それは、あなた自身の心の持ち方なのだ!
目標の達成を幸せの基準にするのではなく、「目標が達成できれば幸せだが、その実現に向かって励んでいる今も幸せだ」と考えよう。
『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』(ジェリー・ミンチントン, 弓場隆 著)より
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最近、「自分を大切にしよう」「今を大切にしよう」と考えるようにしています。
自己犠牲的な精神は素晴らしいのではありますが、自分自身の幸せにつながっているのかは疑問です。
また、何か素敵なことが得られれば幸せになるという考え方は、今の自分を否定しているようにも思うのです。
若い時ならば、なにか夢に向かって努力するのは素晴らしいです。
それは、きっと年単位で目標に向かって精進するような内容でしょう。
しかし晩年になると「死」が近づいているのですから、「今」この瞬間自体が貴重なものとなります。
その貴重なものをないがしろにするのは、果たしてどうだろうかと。
今の自分を地味なカラーのように思うかもしれません。
そのカラーを否定するより、肯定して笑顔で過ごした方が良いに決まっています。
(そういや、今年は、「くすみパステル」が流行りましたね)
自分を大切にしましょう。
今を大切にしましょう。
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