2021年04月07日

なぜ、繊細さん(HSP)は、仕事が忙しくなりがちなのか〜気づいたことに半自動的に対応するから。おすすめは、重要なものをひとつだけ選ぶこと

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HSPとは「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」のことをいいます。
約5人に1人が、HSPであると考えられています。
最近ではヒットした本により「繊細さん」という言葉を使う事が多いですね。


繊細さんが仕事をしていて「最大の悩み」は、とにかく忙しくなりがちなことです。


どうして忙しくなるのか、そしてどう対処すればよいかをご紹介します。


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●『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本』(武田友紀 著)より


【忙しい原因】


職場における繊細さんたちの「最大の悩み」は、とにかく忙しくなりがちなことです。
なかには「もう少し時間に余裕がほしいと思って転職するけれど、どの仕事でもいつの間にか忙しくなる」と話す人もいます。


なぜ、繊細さんは忙しいのでしょうか?
繊細さんは非・繊細さんより多くの物事に気づくため、気づいたことに片端から対応していると、処理する量が単純に多くなり疲れ果ててしまうのです。


そのため、気づいたことに半自動的に対応するのではなく、対応すべきものと放っておくものを自分で選ぶ必要があります。


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【優先順位をつけるより、重要なものをひとつだけ選ぶ】


そこで私がおすすめしているのは、重要なものをひとつだけ選ぶこと。


すべてに順番をつけなくていいから、絶対に今日やらなければならない大切な仕事を、ひとつだけ選びます。
そして、やる。


電話やメールや会議で中断しても、またその仕事に戻り、終わるまで、あるいは目処がつくまでやる。
終わったら、次に重要な仕事をひとつ選んでとりかかる。


その繰り返しで1日を進めるのです。


最後まで「重要」に選ばれなかった仕事は、時間が経つにつれ、やる必要がなくなることもしばしば。
仕事そのものが減っていく効果があります。


重要なものを選んで一つひとつやることで、仕事が確実に片付いていきます。


もしこの方法でやっても終わらないのであれば、それは、自分ができる仕事量を越えているということ。


上司に相談してやらない仕事を決めてもらう、同僚に手伝ってもらうなど、他の人の力を借りる必要があります。ひとりで全部やろうとせずに、まわりの人に相談してみてくださいね。

Posted by kanzaki at 2021年04月07日 07:00