ドラマを観ていたら「大した人だ」という台詞がありました。
字幕で表示される「大した人」の文字から漢字だけ抜き出すと、「大人(おとな)」になることに気づきました。
大きく驚いているという意味です。
相手にそう思わせるぐらい立派ということでしょう。
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この言葉が使われていたドラマ(朝ドラ「あぐり」)の時代設定は昔。
「大した人ですね」という言葉遣いは、令和の今となっては、ちょっと古い感じはします。
けれど、今でも相手への褒め言葉として、きちんと通用します。
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昔のドラマを観ていると、今の私よりもずっと年下なのに、物凄く貫禄を感じさせる俳優さんが多いです。
老けているのではなく、貫禄があるのです。
なんていうじか、「決断力」とか「判断力」に説得力がある容姿と声なんですよね。
その人にそう指示されたら、やらなければいけない空気を感じさせます。
そして、一緒についていけば安心だと思わせる人望みたいなものがあります。
現代は、ちょっとクレイジーな人に限って、人より声を大きくして発言します。
なんか、考えがおかしい。
だから、そんな人に指示されても、ちょっと嫌な気分になります。
ついていこうとは思わず、距離をおきたい。
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現代、「大人」と感じさせる人はどれぐらいいるのでしょうか。
利口にはなっているし、若々しさもあり、実際、アクティブな人も多い。
けれど、なんとなく高校生・大学生の延長みたいな感じで社会人をやっている感じです。
私自身、社会人になって随分経つのに、やっていること・考えていることは昔と変わっていません。
若々しいのではなく、成長していないのです。
どうやら、大人になるための階段を踏み外してしまったようです。
多分、もう10年経っても、そんなに成長はないでしょう。
むしろ、老化で退化してしまうかも。
大したことはできないはずです。
感謝されるようなことは、大してできないでしょう。
だからせめて、相手に感謝することぐらいは意識的にやっていこうと思います。
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