「東大」という単語はパワーワードですよね。
ドラマやクイズ番組等、いろんなところで目にします。
東大入試の「現代文」の問題は記述式。
作者が何を言いたかったのか、100字程度でまとめる問題があります。
問題には必ず、文章の最後に傍線が引かれています。
これが作者の伝えたいこと。
それをもとにまとめます。
そういう試験の傾向のためか、東大生は文章の書き方として、「最後に"言いたいこと"を書く」ようになっています。
そして、ものごとを「まとめる(要約)」という癖も身につけています。
社会人になると、「まず最初に結論を述べる」という方が一般的かな。
最初に結論を書き、次に経緯を書き、そして最後にもう一度結論。
こうやると、読む人は最初に全体像がイメージできるので、読みやすいです。
そして基本、A4orA3の紙一枚で書くのが理想。
言葉でも文章でも、「結論」を出さないでダラダラ連ねる人がいますが、それでは誰も理解できません。
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●「伝える力」と「地頭力」がいっきに高まる 東大作文』(西岡 壱誠 著)より
【最後に「言いたいこと」を言うのが大原則】
実は古今東西、すべての作文には共通項があります。
みなさん、何だかわかりますか?
それは、「最後に自分の言いたいことを持ってくる」ということです。
評論でも「結論」を書きますし、レポートでも「まとめ」を書きます。
スピーチやプレゼンでも、いろいろ説明した後に「要するに」を最後に話すことと思います。
最後に「要するに何が言いたかったのか」をまとめて終わるというのが、作文における絶対の原則なんです。
この原則を守っていない作文は、「読む価値がない」と判断されても文句は言えません。
それほどまでに、「最後」=「言いたいこと」の原則は重要です。
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僕は学内で、東大生の試験対策をサポートする係をしているので、東大生のノートを300人分以上、見てきました。
字が汚い人も綺麗な人もいろいろいたのですが、その中で、どんな東大生にも共通していた点があります。
それは、「まとめ」です。
先生が言っていたこととか、ノートで書いたこととか、そういうのを一言で「今回はこんな授業だった」「要するにこの事例からは、こんなことがわかる」とか、そういう「まとめ」が明確なんです。
「このノートがどんな目的で書かれているのか」「結論として何を覚えればいいのか」がすごく明確に書かれている。
だからこそ、時間を無駄にせずに重要なことだけを吸収できる。
そういうノート作りができる東大生が非常に多いのです。
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