何かを続けるには、「誰を喜ばせたいか」を考えてみることが大事です。
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2004年、夏の甲子園で駒大苫小牧高校が北海道勢初の優勝を果たしました。
『習慣が10割』という本によると、この野球部では、脳科学にもとづくメンタルトレーニングを導入しているのだそうです。
部員たちに「何のために野球をするのか」の動機付けをしました。
部員たちに「試合に勝つため」「野球が上手くなるため」などの目的はあります。
「自分のため」の目的です。
メンタルトレーニングの指導者は、こう提案しました。
「君たちが全国大会に出れば、この苫小牧の町が元気になる。
そして史上初めて優勝旗が津軽海峡を渡れば、北海道全体が元気になる。
それを目指そうじゃないか」
こうして「町のため」「北海道のため」が部員たちの目的になりました。
その結果、見事に優勝旗を北海道に持ち帰ったのです。
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当初、部員たちも保護者や教職員たちも、「甲子園優勝なんて夢みたいな話はいいから、地区予選で勝てるようにしてください」という控えめな態度でした。
ところが「地元を元気にするため」という目的が明確になった途端、部員たちはみずから「全国制覇しよう!」と言い出し、周囲もそれを応援するようになったのです。
そして部員たちは、日本一になるために必要な量と質の練習を続けました。
「自分のため」の夢だけなら、これだけハードな練習を続けることはできなかったでしょう。
挫折する部員が出てもおかしくはありません。
しかし、部員たちは挫折することなく、目標を達成しました。
「自分のため」の夢は限界を早くするが、「誰かのため」の夢は限界を超える力になる。
そのことを駒大苫小牧の事例は証明しています。
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確かに、自分のためだけだと、腰が思いですよね。
自分が簡単にやれる範囲でしか、なかなか動けません。
「誰かのため」という動機付けは、とても強力ですね。
よく、「夢をかなえよう」「夢がかなう手帳術」とか本屋で見かけます。
そもそも、具体的な「夢」を持っていて、その為に実践している人ってどれぐらいいるのでしょうか。
おそらく、そうそういないのではないかと思います。
夢を「自分のため」と定義している間は、具体的な夢を描けないのかもしれません。
「誰かのため」という視点で、今一度「夢」を考えてみたらいかがでしょうか。
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