●『自分は自分人は人 (ディスカヴァーebook選書)』(和田秀樹 著)より
では具体的にどんな時間割をつくればいいのでしょうか。
わたしは早寝早起きが基本だと考えています。
さらに単純化すれば「早起き」です。
朝の時間をふつうの時間割より2時間繰り上げるだけで、1日が何もかも変わってくるからです。
いま7時に起きている人なら5時にしましょうということです。
それによって、午前中のすべてが変わります。
こういったことは、早朝の時間活用や早起きの効能を唱えるたくさんの本、雑誌にすでに紹介されていますから、ここであえて詳しい説明はしません。
それでも一つだけ強調したいメリットは、夜の時間に未練がなくなるということです。
そもそも2時間早く起きれば2時間早く眠くなるのがわたしたちですから、いままでのようにダラダラと起きて時間つぶしをするような生活は不可能になってしまいます。
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1日の時間割が朝型にシフトするというだけで確実に変わってくることがあります。
他人に心惑わされたり、争いに巻き込まれる時間が減ってくるということです。
なぜなら、朝の時間はだれでもこころが安定していて、前向きな気持ちになれるからです。
これから始まる1日を、スッキリした気持ちで迎えることができれば、こんな絶好のスタートはないのです。
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一つ間違うと夜の時間はエンドレスになります。
まず誘惑が多いのです。
テレビやパソコンやアルコールといった誘惑です。
そこでつまずいてしまうと、疲労感はどんどん蓄積されます。
その点で、朝は静かです。
周りが静かなだけでなく、自分自身の気持ちも平静です。
朝型の時間割を守るということは、1日のなかに静かな気持ちで過ごせる時間が増えるということです。
これだけでも、「争わない生き方をする人」には幸せなことのはずです。
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毎日、私は朝4時30分に起きています。
(休みの日は、少し遅い)
一番のメリットは、上記に書かれている「他人に心惑わされたり、争いに巻き込まれるない」心が作られるということです。
世の中の時間の流れとは異なります。
自分のペースで、朝の時間を過ごせます。
それは、自分独りの贅沢な時間です。
そういう時間を持つと強くなれます。
日中は、嫌な人と顔を合わせたり、話さなければいけないこともあります。
以前だったら、引きずることも多かったのですが、今は少し和らいでいます。
決して忘れてしまうわけではないのですが、「人は人、自分は自分」と切り離すことができてきたように思います。
それは毎日、独りの時間を作ることができているからのように思います。
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