2021年08月19日

コロナ禍で「身だしなみ」を考える

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(今朝の朝焼けは、物凄くオレンジ色で不思議でした)

●『大人男子の「超」清潔感ハック』(宮永 えいと 著)より


アラサーから行うべきことは言葉通りの「身だしなみ」であり、これはオシャレとはまったく別物だと考えます。


ためしに『広辞苑』で「身だしなみ」の意味を調べると、こう書いてあります。


・容姿・服装・言葉遣い・態度などに対する、心がけ。「──のよい人」

・心がけとして教養

・技芸などを身につけていること。「紳士としての──」


この辞書の意味合いからもわかるように、身だしなみとは「人に対して自分を整える」という、とてもビジネス的な見ための捉え方です。


これなら「ブランクがあってもできそうだ……!」と着手しましたが、思ったより簡単かつ結果が出るのも早いので、身だしなみをアップデートするのがどんどん楽しくなってしまったのです。


センスなんていらない。
実験台は自分。
学生のときより自己投資できるお金もある。


身だしなみはセンスや技術なんてなくても簡単、かつ、すぐに結果が出る、社会人にとって好都合なビジネスツールの磨き方だなと感じました。


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いくらよいプレゼン内容でも、疲れ顔でシャツがクシャクシャでは「最高だね!」とはならないと思いますし、逆に清潔感があってハキハキした挨拶から始まれば、相手も「しっかり聞きたい」と思ってくれるはずです。


かつて『人は見た目が9割』(新潮新書)という本が流行りましたが、まさにこの題名は事実なのです。


心理学では「メラビアンの法則」というものがあり、人が相手の第一印象を判断するうえで、「視覚情報(見ためなど)」と「聴覚情報(声など)」による影響は合計93%にも及び、「言語情報(話の内容など)」はたった7%にすぎないと証明されています。


少し極端ですが、プレゼン資料や商材の精度を高めるよりも、自分の身なりを整え、自信をつけることで声や言動にも反映させていくほうが、仕事の結果が出るということです。


※※※


コロナ禍のため、「清潔感」より「除菌感・殺菌感」の方が重視されている昨今。
この書籍の内容と現実は、感覚的に異なってきたような気もします。


人と会うことも積極的にしなくなりました。
外出の機会が減り、見た目を気にすることも、以前より減ったのではないでしょうか。


そういう世の中なので、ファッション的なものは減り、シンプルな・・・できれば安価で機能的なものが付加されたものが重宝されています。


まさか、日常的にマスクをすることになるなんて思いもしませんでした。
仕事中、ふと「当たり前にマスクをしている」ということに気づいて、物凄く不思議な感覚に襲われることもあります。


身なり等、コロナ禍に対応し進化した商品が、またこの1年間でどんどん登場するのではないでしょうか。

Posted by kanzaki at 2021年08月19日 07:12