2021年12月06日

座るときにできるだけ真正面は避けます

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●『「聞き方」を変えればあなたの仕事はうまくいく』(上阪徹 著)より


【距離感に注意し、真正面は避ける】


ついついしゃべってしまったという人からの指摘ではもうひとつ、馴れ馴れしくなりすぎないフォーマルな距離感があった、という話がありました。
これもまた、私自身が強く意識していることでした。


対面の人や目上の人には口調も馴れ馴れしくならないようにと気をつけていますが、物理的な距離感にも気をつけています。

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そもそもセールスを受ける側は、普通は誰でも構えているもの。
そこに一方的に売り込まれて、心地よいはずがありません。
まずは売り込まれる側の立場に立ってみるといいと思うのです。


相手が話をまったく聞く姿勢になっていないうちから、いきなり話をしても信用はしてもらえないのです。


これは私の印象ですが、本当にできる営業担当者は、会議室のテーブルで相手と向き合っていない、というイメージがあります。


そうではなくて、隣に座っているのです。

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では、どのくらいの距離が適当なのか。


これは言葉では説明するのは極めて難しいですが(それこそ雰囲気や相手によっても異なります)、だからこそ私が取り組んでいるのは、なるべく距離感を意識させないようにすることです。


人は真正面に相手がいるとき、じつは最も距離感を意識します。
だから、真正面からわずかでもいいのでズレる。
相手から、わずかでも斜めの位置に自分の身を置くのです。


インタビューでも、座るときにできるだけ真正面は避けます。
ほんのわずか角度をずらすだけでも、印象はまるで変わります。
それだけで、相手が感じる距離感はまるで違ったものになります(私自身が感じる距離感も、です)。


もし、ソファや椅子が真正面にならざるを得ないときは、座るときにほんのわずかに左に身体を傾けて斜めに座ります。
これだけでも印象は変わると思っています。

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立って話をするときにも、真正面にはまず立ちません。


斜め前に立ったり、90度の角度になるように横を向いてしまったり、まったくの横に立ってしまうこともあります。


それこそ隣にいて話しかける感じで問いかけると、近づいているという緊張感は、真正面のときとはまったく違うようです。

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相手との距離感を決めるポイントは、真正面からどのくらい顔を見据えることになるか、にあります。
それが緊張感を生んでしまう。
だから、少しでもいいので、ズラすことを考える。
ビジネスの場でも、プライベートの場でも、覚えておくといいと思います。



※※※


これは納得です。
私も対面は避けています。


座って相手と話す際、可能な場合は下図のようにします。



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相手は●、私は○。
直角な座り方です。


こうすると、直接視線を真正面から受けませんから、冷静になることができます。


私は正直、電話が苦手です。
視線はありませんが、逆になにもなさすぎ。
声だけなので、かえって真正面から話を聞いているような感じになるからです。


未だに対人恐怖症なんだと思います。
「視線」を克服しないといけないのですが、無理なので、直視は避けています。

Posted by kanzaki at 2021年12月06日 07:05