(「リンガーハット」の長崎ちゃんぽんは、誰からも好まれる味で大好き)
●『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意』(池上 彰, 佐藤 優 著)より
佐藤
情報管理で重宝しているのが、「エバーノート」と「ドロップボックス」です。
どちらもウェブ上にデータを保存できるサービスで、この2つは非常に使い勝手がいいですね。
何でもスキャンして放り込んでおくと、ちょっとした短い時間にさっと情報を取り出せる。
とても便利なツールです。
「エバーノート」には、ネット上で気になった記事や書評、論文、画像などを保存しています。
書面による仕事の依頼状や、出版社に戻した校正ゲラの控えもスキャンして残しています。
紙で全部とっておこうとすると、かなりの分量になってしまいますから。
私の場合、もともとノート1冊主義で、資料を探す時間と労力を最少にするために、どんな情報もノート1冊にすべてまとめるようにしてきました。
そして手書きのメモ以外の資料は、とにかく「ゆうパック」の段ボール箱にどんどん入れていたんです。
「エバーノート」はいわば、その段ボールのクラウド版です。
慣れたらラクですよ。
富士通が「エバーノート」に連動した特殊なスキャナーをつくっていて、名刺管理にも本当に便利です。
スキャンしようと思う資料や名刺をひとまとめにしておいて、映画やロシア語のニュース番組を見ながらパパッとスキャンしてしまうんです。
クラウドツールを使っていて改めて気づくのは、情報整理には大切な点が2つあるということです。
ひとつは、やみくもに何でも保存するのではなく、「保存するに値する情報かどうか」をきちんと吟味、精査してから預けること。
もうひとつは、「保存するに値する」と判断した情報も、きちんと目を通して、頭の中に叩き込んでから保存することです。
なぜ保管するかといえば、その情報を使うためですからね。
「保管のための保管」になっては意味がありません。
ポイントは、きちんと読んで精査、吟味したものをクラウドに預けて、クラウドを「ゴミ箱」にしないことです。
読んでもいないものを何でもかんでもクラウドに放り込んで、「ゴミ箱」状態化している人は、結構多いですから。
※※※
【コメント】
●エバーノート(Evernote)
https://evernote.com/
●スキャナー_ScanSnap
https://scansnap.fujitsu.com/jp/
富士通(というかPFU)のスキャナー「ScanSnap」シリーズは便利ですよ。
個人ユースには少し値段が高いですが。
今年7月、PFUは株主構成が富士通株式会社100%から、株式会社リコー80%、富士通株式会社20%の構成となります。
これによって、どういうサービスの向上になるか期待です。
私も「Evernote」や「Dropbox(及び他のオンラインストレージ)」を使用しています。
Dropboxは大昔、まだ日本法人が無くて、支払いが円ではなくドルのみだった頃は有料版を使っていました。
最近、DropboxやOnedrive、Googledriveは、一時的(アクティブ)なファイル置き場のような使い方になっています。
単にデータをため込んでおくだけだと、本当に「データのゴミ箱」になってしまうからです。
「データのゴミ箱」にしたいなら、クラウド上より、2万円以下の外付けHDDに突っ込んでおけば良いと思います。
今は6TBが1万3千円前後でコスパが良いです。
ちなみにアクティブなデータならば、HDDよりSSDの方がストレスがありません。
基本、私はEvernote(有料版)へデータ集約しています。
仕事もプライベートも全てです。
紙のノートで集約は自分には向いていませんでしたが、デジタルの場合は「検索」と「コピペ」が容易なので、自分には合っています。
2013年から使用し、未だに有料版を使い続けているので、今後もこのままでしょう。
Notion等の新勢力も登場しましたが、完璧なデータの引継ぎが出来ないので難しいし、その気もありません。
Evernoteは一人で使うだけではなく、他者とのデータ共有・グループでの共同作業にも便利ですよ(一気に使い方が広がります)。
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