●『魂の退社―会社を辞めるということ。』(稲垣 えみ子 著)より)
いずれにせよ、仮に経済成長を待っていれば再び幸せのサイクルが回ってくるのだとしても、それが「いつ」のことかは誰にもわからない。
政治家さんには一生懸命やっていただくとして、そこに「自分の人生の幸せ」という大きく取り返しがつかないものを賭けてしまうのは、あまりにもリスクが大きいのではないでしょうか。
私が提案したいのは、ほんの少しでもいいから、自分の中の「会社依存度」を下げることだ。
要は「カネ」と「人事」に振り回されないことである。
例えば会社からもらえる給料は人それぞれだが、たくさんもらっている人も、少ししかもらっていない人も、可能な限り、その給料に全面的に依存しないことだ。
何も副業をせよと言っているわけではない。
生活を点検し、自分に本当に必要なものを改めて見直してみる。
お金をかけない楽しみを見つけてみる。
そうして今よりほんの少しでも支出を抑えることができれば、使わないお金がわずかずつでも着実に溜まっていくかもしれない。
それだけでも、会社に対しての「構え」が違ってくるのではないだろうか。
※※※
【コメント】
著者は大手に勤めていたので、貯金も退職金も一般人よりあります。
そして、「何もない・何もしない」という事を文筆してお金を稼いでいます。
だから、すべてが私達と同じ目線じゃないことには注意が必要です。
「今よりほんの少しでも支出を抑える」には同意です。
私がそれを大きく実践したのは、
「地方に住んでいるのにマイカーを手放したこと」
「スマホをSIMフリーにして、ドコモやソフトバンク等からおさらばしたこと(毎月の通信料が安くなった)」
でしょうか。
この2点は日々のことであり、とても出費があります。
だからその2点を意識するだけでも、相当生活が楽になります。
私の場合、マイカーが無くても困らない立地条件に住んでいることと、携帯電話等のガジェット系に関しそれなりに知識があったからです。
マイカーを手放した時も、SIMフリースマホにした時も、結構なドキドキ感がありました。
ある意味、会社を辞めるぐらいの緊張感がありました。
周りでマイカーを持っていない人なんていないし、SIMフリースマホもまだ黎明期で誰も手を出していない頃でしたから。
「カネ」に振り回されないように、今後もしていきたいです。
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