●『五〇歳からの勉強法』(和田秀樹 著)より
五〇歳からの勉強は、二つの意味で、この「別の道もあるさ」「道はいくつもあるさ」のためのものだといえる。
ひとつは、自分がいま生きている世界以外でも生きられるようにするため。
もうひとつは、その別の道そのものを探すため。
勉強していると、それまでは知らなかったほかの道というのが、いろいろと見えてくるものなのである。
勉強していないと、「この道しかない」と思い込んでしまう。
それしか知らないからである。
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【コメント】
別の世界というのは、転職先という意味のこともあるでしょうし、60代になってから定年退職後の世界という意味もあるでしょう。
そこまで大きく捉えず、「週末の仕事以外の時間」と考えてもいい。
同じ仕事でも、別の方法・視点で観るという意味でもいい。
年齢を重ねると、柔軟な判断が出来なくなると聞きます。
重い腰を起こすのは大変になる。
面倒くさいが口癖になる。
「〜ねばならない」という思考になりやすい。
自分の普段の生活、仕事の中で柔軟性が失われてきたら、勉強をするのが良いのかもしれません。
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