●『科学的 潜在意識の書きかえ方』(小森 圭太 著)より
いつも不平不満に意識を向けていれば、そういう現実が確定し、その確定した現実を見て不平不満の思考(言葉)が生まれる。
で、不平不満の思考により、さらに不平不満を意識するようになる……。
いやー、怖いですねー。
まさに負のスパイラルです。
でも、多くの人はこれをやっていたりします。
しかも無意識に。
なので、この連鎖を断ち切ることが重要なんです。
断ち切った上で、逆のスパイラルを回すんです。
そして、その逆スパイラルを回す一番簡単な方法が「言葉を変える」ということです。
別に心がこもっていなくても、氣持ちが入っていなくてもいいんです。
とりあえず言葉だけでも変えちゃうんです。
言葉自体にパワーがあるので、それでも大丈夫です。
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人は1日に約6万回の思考をすると言われています。
その9割が無意識だとすると、5万4000回の思考は「無意識の思考(言葉)」ということになります。
その5万4000のうち、半分の2万7000を「良い言葉(思考)」に変えたらどうなるか?
当たり前ですが、環境は良い方向に改善していきます。
なぜなら、これは物理法則ですから。
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「どこがダメなんだろう?」という言葉を以下の言葉に変換して欲しいんです。
それは、「どうしたらさらに良くなるだろう?」にです。
一見大した違いはないように思えますが、前提の意識がまるで違ってきます。
「どこがダメなんだろう?」は前提が「今はダメ」ですが、「どうしたらさらに良くなるだろう?」は前提が「今も良い」です。
この違いがとても大きいんです。
現に、「どうしたらさらに良くなるだろう?」とつぶやいている時は身体の力が抜けないばかりか、逆に強くなったりします。
つまり、身体が良い状態になっている、良い状態で確定している、ということです。
当たり前ですが、私たちは機械ではありません。
意識を持った人間です。
機械は不具合の起きた部分を見つけて直せば良くなりますが、人間は逆に意識で確定できる能力があるので、拡大してしまうんです。
人間を機械と同じように扱ってはダメなんです。
なので、基本的に人のダメな部分は放っておいていい。
それよりも良い部分を見つけて拡大していく。
そのほうが確実に良くなっていきます。
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「でも、家族のために頑張るとか、社会のために頑張るとかあるでしょ?
これも自己卑下で上手くいかないの?」
これも上手くいかない、とは言いませんが、最も望ましいのはその逆なんです。
「最高の自分を出すことが、結果的に家族や社会、ひいては世界への貢献につながる」ということです。
つまり、今の自分のベストを発揮する、最高の自分を出す、という意識だと力が抜けないんです。
この言葉には自分の卑下は入っていないんです。
そして、他者との比較も入っておらず、ただ「自分のベストを出す」というところに意識がいっているだけなんです。
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【コメント】
一時期、「ありのまま」という言葉をよく耳にしましたよね。
その言葉のメリットは、上記のことなんじゃないでしょうかね。
自分をダメと思わず、他人と比較せず、自分のベストに意識を持っていく。
心の安寧は、そこなのかもしれません。
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