(この年末に来て、メインのパソコンが壊れて処分しました。
新たに買うのは様子見)
●『諦める力〜勝てないのは努力が足りないからじゃない』(為末 大 著)より
※為末 大(ためすえ だい)
男子元陸上競技選手。
400mハードル日本記録保持者で、現在はスポーツコメンテーター・タレント・指導者などで活動中。
株式会社R.project取締役。
株式会社侍 代表取締役。
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意味を見出そうと一生懸命考えていくと最後には意味なんてなんにもないんじゃないかと思うようになった。
人生は舞台の上で、僕は幻を見ている。
人生は暇つぶしだと思ってから、急に自分が軽くなって、新しいことをどんどん始められるようになった。
たかが人生、踊らにゃそんそん、である。
僕が現役を引退したときの思いを率直に言えば、「気がすんだ」である。
多くの人にいろいろ聞かれるので、それなりに格好がつく理由も語ってはきた。
だが、本質的に持っていた思いは「気がすんだ」という一言に尽きる。
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このままいくか、やめるか、変えるかといった転機において、いったん環境を変えてできるだけ白紙状態の自分と向き合ってみるのだ。
「こんなことをしたらあの人に迷惑がかかる」
「みんなからこんなふうに思われるのではないか」
そんな気持ちを振り切るために、情報を遮断する意味もある。
よく周囲との関係を断ち切れないと言いながら、自分がいないと日常が回らないと思うことで安心している人がいる。
本当は、自分がいなくても社会は回り続けるのに、それを思い知らされるのが怖いのだ。
僕は、決断を引き延ばすことと、周囲との関係を断ち切れないことは関係していると思っている。
ある意味で、諦めることは周囲との関係性をいったん断ち切ることにほかならないからだ。
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【コメント】
今まで一生懸命やってきたことに区切りをつけるのに、「気がすんだ」と考えられるのは、本当に一生懸命やってきたからだと思います。
すばらしい生き方ですね。
今までやってきたことをやめて白紙状態にする際、多くの人は恐怖を覚えます。
それが普通です。
白紙状態から始めることに、恐怖より積極性を伴えるほど、普通の人は強くないです。
それでも白紙状態からはじめないといけない事もあります。
あなたは、恐怖と期待(自信)のどちらを背負って進みますか?
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