●『不安のしずめ方 人生に疲れきる前に読む心理学 (PHP文庫)』(加藤諦三 著)より
ある政治家の息子が選挙に出なかった。
選挙に落ちるのが怖かったからである。
しかし、選挙に落ちるのなら落ちたほうが、最終的には自信がつく。
あるサラリーマンが家を建てようとしたが、銀行からローンを借りなかった。
自分のステイタスでは、銀行から多額のお金を借りられないことを恐れたのである。
しかし、銀行からお金を借りようとして断られたほうが、最終的には自信がつく。
実際の自分を知ることで、最終的には不安をしずめる。
自分が試される機会を逃げると、不安になる。
それは、心の底で逃げたことを自分が知っているからである。
教授の中にも、「世の中の基準で自分を評価しないでくれ」と言わんばかりに背広を着ない人がいる。教育研究上の業績で自分を評価しないでくれということである。
----------
不安から現状に執着する人は、小さな自分の世界にとじこもらざるを得ない。
さらに、新しい人との出会いがない。
新しい人間関係を築いていくことができない。
新しい人とつきあい始める不安よりも、今のイヤな人とのつきあいを選ぶ。
そして辛い毎日を過ごす。
辛さに耐えて頑張って生きる。
つまり無駄な努力をする。
自分を信じられない人は、無駄な努力をします。
無駄な努力とは、自分を不幸にするための努力です。
自分を信じる人は、自己実現の努力をします。
自分を信じられない人は、自己実現の努力を嫌います。
※※※
【コメント】
ああ、これはわかりますね。
失敗したくないから、新しいことや現状とは違うことに挑戦するのを拒む。
現状が辛いのに、その現状を維持しようとしますね。
いきなり仕事で、そういう挑戦ができないならば、仕事以外のプライベートで試してみるのがいいかもしれません。
まだリスクがありませんから。
大抵、そういうのすら、なかなか挑戦しません。
せめて、明日からの3連休ぐらい、休みボケを解消するために挑戦してみませんか?
私も、結果は駄目だとはなからわかっているのですが、その過程を一度体験しておきたいので挑戦しますよ。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |