2023年01月07日

失敗したくないから、新しいことや現状とは違うことに挑戦するのを拒む

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●『不安のしずめ方 人生に疲れきる前に読む心理学 (PHP文庫)』(加藤諦三 著)より


ある政治家の息子が選挙に出なかった。
選挙に落ちるのが怖かったからである。
しかし、選挙に落ちるのなら落ちたほうが、最終的には自信がつく。


あるサラリーマンが家を建てようとしたが、銀行からローンを借りなかった。
自分のステイタスでは、銀行から多額のお金を借りられないことを恐れたのである。
しかし、銀行からお金を借りようとして断られたほうが、最終的には自信がつく。


実際の自分を知ることで、最終的には不安をしずめる。
自分が試される機会を逃げると、不安になる。
それは、心の底で逃げたことを自分が知っているからである。


教授の中にも、「世の中の基準で自分を評価しないでくれ」と言わんばかりに背広を着ない人がいる。教育研究上の業績で自分を評価しないでくれということである。


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不安から現状に執着する人は、小さな自分の世界にとじこもらざるを得ない。
さらに、新しい人との出会いがない。


新しい人間関係を築いていくことができない。
新しい人とつきあい始める不安よりも、今のイヤな人とのつきあいを選ぶ。


そして辛い毎日を過ごす。
辛さに耐えて頑張って生きる。
つまり無駄な努力をする。


自分を信じられない人は、無駄な努力をします。
無駄な努力とは、自分を不幸にするための努力です。


自分を信じる人は、自己実現の努力をします。
自分を信じられない人は、自己実現の努力を嫌います。


※※※


【コメント】


ああ、これはわかりますね。


失敗したくないから、新しいことや現状とは違うことに挑戦するのを拒む。
現状が辛いのに、その現状を維持しようとしますね。


いきなり仕事で、そういう挑戦ができないならば、仕事以外のプライベートで試してみるのがいいかもしれません。
まだリスクがありませんから。
大抵、そういうのすら、なかなか挑戦しません。


せめて、明日からの3連休ぐらい、休みボケを解消するために挑戦してみませんか?
私も、結果は駄目だとはなからわかっているのですが、その過程を一度体験しておきたいので挑戦しますよ。

Posted by kanzaki at 2023年01月07日 07:07