●『心配事の9割は起こらない―――減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 三笠書房 電子書籍』(枡野 俊明 著)より)
「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という禅語があります。
私の好きな言葉ですが、どこにいてもそこが「道場」であり、なにをしていてもそれが「修行」である、という意味です。
禅では「行住坐臥」のすべてが修行ですから、坐禅をするのも、食事をするのも、掃除をするのも、顔を洗うのも、同じように丁寧に取り組まなければなりません。
仕事でいえば、重要な仕事、儲かる仕事だから全力で取り組むという一方で、つまらない仕事、実入りの少ない仕事だから適当に片づける、というのは許されない、ということ。
それが悪縁を結んでしまう原因になる、ということです。
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【コメント】
多分このままでは、普通に生きていくのが厳しいと感じております。
多くの方がそう思っているかもしれませんね。
治療法とか対処法というわけではないのですが、最近はすべてのことを自分なりに「丁寧」に対処しています。
丁寧というのも抽象的ですが、自分的には「目の前のことに集中する」ということだととらえています。
そうすると、電話ひとつとっても良い方向に変わってくるように思うのです。
丁寧を意識すると、「相手の話しを聞く」ということをちゃんとできるようになりますね。
電話でも、直接の会話でも。
以前なら相手が話している最中の言葉に自分の言葉を重ねることが、話しの盛り上げ方みたいに思っていました。
今は、まずは受け入れるという姿勢です。
自分一人でなんでも出来るわけではありません。
だから、丁寧に謙虚な姿勢で相手とやりとりする。
知識や技能より、そういう態度の方が大切なように感じます。
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