●『100歳のほんとうの幸福』(吉沢 久子 著)より
でも、できなくなったことを嘆いたり、過去にすがったりしてもむなしいだけです。
どれだけ思いをめぐらせても、体の老いは必ずやってきますし、若いときのように能力が右肩上がりになることはありません。
それならば、潔く今ある自分をありのまま受け入れたほうが、人生の後半戦はずっと豊かなものになるでしょう。
能力が落ちていくことを素直に認めると、それまで見えなかったものが見えてきます。
たとえば、周りにいる若い人たちの頼もしさ。
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下りを急ぐ必要は何もありません。
上り坂のときは山肌にはばまれて見えなかった美しい景色が、下り坂では自然と目に入ってきます。
ゆっくりと歩を進めながら、ときには腰かけて、暮れゆく夕日を眺めたり、鳥のさえずりに耳を傾けたりしてもいいのです。
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【コメント】
本日、またひとつ歳をとりました。
幸い、大病や大けがをすることなくこの一年を過ごせました。
きっとそれは、自分の能力の上限というものが分かっているからだと思います。
あきらめる・・・諦める→明らめる(あきらかにする)
自分の能力の上限を明らかにして、それに納得する。
その上でどうすればいいか考える。
私の能力は限られていますが、世の中にはたくさんの素晴らしい方々がいて、支えていただいております。
本当にありがたいことです。
世の中に絶望せずに済んだのは、すべてを自分一人で背負わなくても良いのだと、助けてくださった皆さんのおかげです。
そして私もただ支えてもらうだけではなく、自分なりに恩返しをしているつもりです。
今朝の素晴らしい青空を自分の心の投影だと思い、丁寧に日々を過ごしていきたいと思います。
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