●『人生がうまくいく 哲学的思考術 (白取春彦の思考術)』(白取春彦 著)より
人に仕事が必要なのは、そこから得る賃金でさまざまな支払いをしたり、過剰な贅沢をしたりするためではない。
人は、仕事によって良い人間となることができるからだ。
仕事をこなしていくことで少しずつ良い人間になり、総じて良い人生を送れるようになる。
たとえば、仕事に打ち込むことによって、悪から離れることができる。
妄想や悪をなす時間と機会を仕事が奪ってくれるからだ。
犯罪者やギャンブラーを見れば明らかだ。
彼らは自分の仕事に身を打ち込むことを知らない。
賄賂や横領など仕事を通じて悪事を働く人もいるが、そういう人はやはり仕事を金銭獲得の手段としてしか見ていない。
しかも度し難いことに、彼らは悪い行為をすることで自分自身と人間全体を蔑視する結果にはまりこんでいる。
彼らは利得に幻惑されてみずから地獄を渡っている愚かな人々にすぎない。
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【コメント】
良い人間になり、総じて良い人生を送る。
素敵ですねえ。
具体的にどういう人を良い人間と呼び、どういう歩みをすると良い人生なのかは分かりません。
人によって異なるでしょう。
最低限、犯罪を犯さないこと、警察のごやっかいにならないことでしょうか。
そういうところとは無縁でいたいものですね。
過度なノルマ・残業・休日出勤のせいで、仕事が人生を黒く色を塗りつぶすなんてこともあり得ます。
テレワークのせいで、まるで24時間すべてが業務中なんて感じの人もいるでしょう。
仕事が忙しいと、悪いこととは無縁にはなりますが、良縁とも離れてしまいそう・・・。
若い時はそれでも良いと感じるタフさはありますが、年を重ねると難しくなります。
私は生涯、貯金を使わなくても、毎月の収入で最低限の生活ができるようになりたいです。
その上で、死ぬまで社会や人と接する生き方をしたいですね。
無縁な中で生きても無意味ですから。
今は、そういう生き方を模索中という感じです。
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