2023年06月21日

人生を生きていくコツは「死に覚え」

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●『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』(借金玉 著)より


人生を生きていくコツ、一番大事なものとは何かを考えると、「死に覚え」だと思います。


これは、ゲームの言葉だったと思います。
「1回じゃまずクリアできないが、失敗を繰り返して攻略していく」みたいな前提があるゲームってありますよね。
例えば、僕はファミコンが直撃した世代なんですが、「スーパーマリオ」なんて初見ノーミスクリアできた人類がいたのかすら怪しい。


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ツイッターで僕のフォロワーが教えてくれた素敵な言葉を置いておきます。


「表彰台が全部埋まっていても、自分のレースを走り切ろうと思います」  


これは本当に素敵な言葉だと思います。
僕はもう順位は気にしません、自分のレースを自分のスピードで走ります。


社会的バナナの皮をこれからも踏むでしょうが、「あそこにはバナナの皮があるのか。勉強になった」と強がりを言っていきます。  


いつか、みんなで「マリオカート」をやりましょう。
別に、一番うまいやつを決めるんじゃない。
赤い甲羅をぶつけたり雷を落とされたりしましょう。


最終的にはそういうことだと思います。
ハイスコア人生天下一武道会に不参加表明です。  


死に覚え、生き残っていきましょう。
あなたのレースが良い景色に恵まれることを、僕は祈ります。


※※※


【コメント】


最近は小説、漫画、アニメでは転生モノばかりです。


近縁ジャンルの異世界トリップやタイムスリップと違い、主人公が元の居場所に帰還する余地が無く、かつての自分と名前や姿、能力も全くの別人になる場合が大半を占めているそうです。


現代社会の閉塞感、今の自分に対する失望や無力感が、「来世への期待」「ここではないどこかへの憧れ」として表れた結果らしい。


もう現生には期待が持てない。
私のような氷河期世代は、特にそういう人が多いと思います。
今の若い子たちの時代は、それでもこういう停滞した時代の中で、少しずつ改善して最適化したルールの中で生きていられる。
けれど氷河期世代は、そういう改善も無く、ひたすらムチを打たれて攻撃を受けるだけの状態でした。


新型コロナウイルスの感染が巻き起こった初期のようなものです。
あの頃は、感染したら物凄いバッシング、魔女狩りみたいな感じでしたよね。
今じゃ、風邪かインフルエンザみたいな扱い。


転生モノは作り物。
実際は、そういう仕組みなんて無い。
現在を生きないといけません。
結局、トライ&エラー・・・「死に覚え」の繰り返しで生きていくしかありません。


そうやって自分なりの最適化をしてみる。
多分、他の人のようにはうまくいかないかもしれません。
うん、いかないでしょう。
評価もされないでしょう。


けれど生き残った。
それでいいんじゃないかなあ。

Posted by kanzaki at 2023年06月21日 06:59