2023年09月26日

「間違い」ではなく「違い」と考える

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●『キミは、「怒る」以外の方法を知らないだけなんだ』(森瀬 繁智(モゲ) 著)より


ある言葉に一文字入ることで、途端に人は怒り、争いごとに発展してしまいます。  


その一文字とは「ま」です。  


人にはそれぞれ〈違い〉があります。
性別が違ったり、生まれた国や環境が違ったりすれば、考えや行動に違いが生まれます。  


違いがあるのは悪いことではありません。  
だから、「あの人はちがっている」ということだけで揉め事は起こらないんです。  


でもそこに「ま」が入るとどうでしょう。
「あの人は〈ま〉ちがっている」となると、途端に相手を正そうとし、変わらなければ怒りがわき、争いごとにつながってしまいます。  


自分が「正しい」と思っていることを「間違っている」と言われれば、怒りがわいてくるのは当然です。  
でも、それを「違い」と捉えれば、相手の方にも正しさがあるのがわかって怒りはおさまります。  


さらにはお互いの「違い」を理解できればわかりあえて、そこに愛が生まれるんです。  
人と人とがお互いの違いを認め合い、尊重し合えばこの世から争いはなくなります。


※※※※※


【コメント】


怒りの根本はこれなのかもしれませんね。
「間違い」と「違い」は、随分と違うものです。


どうやって穏やかに暮らそうかと思っていました。
そのキーワードみたいなもの、心のなかで繰り返し言えるものを探していました。
その答えのひとつがこれのように思えるのです。

Posted by kanzaki at 2023年09月26日 06:55