●『お金に困らない人が学んでいること』(岡崎 かつひろ 著)より
私の友人で、1日2箱もタバコを吸うヘビースモーカーがいます。
彼と話をしていると、いつも「タバコはやめたほうがいいと思っているんですよね」とぼやいていたわけなのですが、一向にやめる気配がありませんでした。
人間、やめたいやめたいと思っていても、悪い習慣ほどやめられないものです。
そんな彼ですが、あるときに急にタバコをやめました。
どうしたのか気になった私は、彼に聞きました。
「じつは子どもが産まれまして。タバコをやめようと思ってもなかなかやめられませんでしたが、子どもの健康のためと思ったらやめることができました」
「意思は弱い、願望は強い」という言葉があります。
人間の脳は「Yes」「No」の区別がつかないということがわかっています。
たとえば、健康のためにタバコをやめようと思って、そこで毎日タバコを吸わないようにしよう、タバコを吸わないようにしよう、と思います。
そうすると「タバコを吸わない」と言いながら、タバコを吸っている自分の姿が思い浮かびます。
脳には否定形が通用しないのです。
だからタバコを吸わないようにしようと思えば思うほど、タバコを吸いたくなってしまいます。
もしタバコをやめたいと思ったら、タバコをやめることよりも、「その先にどんな状態を手に入れたいか」をイメージするといいでしょう。
子どもの健康のためにとか、タバコ代を節約することで家族との大事な時間にお金を使えるようになるため、などです。
否定形を使わずに、自分の願望を描くことが大切です。
船をつくろうと思ったら、船のつくり方を語っていてはいけないのです。
それではワクワクしません。
それよりも「船に乗ってどこに行けるのか」「どんな体験ができるのか」を描きましょう。
自分がやろうとしていることの先に何が得られるのか、を大事にするのです。
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学んだ先にワクワクする未来を描くこと。
それが難しければ、強制的に学ばざるを得ない仕組みをつくってみること。
このようにして、学ぶことがあたりまえの自分になっていきましょう。
● 「学び」を「お金」に変えるポイント:努力ではなく、仕組みで学ぼう
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【コメント】
正月に今年の目標として「〜をやめる」という決意した人の、ほぼ100%は挫折していることでしょう。
私もそういう決意は挫折しやすいです。
その代わり、「朝、5分間だけ◯◯をしよう」という系統は長続きします。
朝という、誰にも邪魔されない時間帯だから良いのでしょうね。
しかも、会社へ行く時間は決まっているので、必ずリミットがある。ダラダラしない。
そして、5分というとても短い、とてもハードルの低いことから続けていくと、挫折しにくいです。
資格勉強とかだと、この手法は難しいですが、自分の人生をより良く健康的に過ごすという目的ならば有効です。
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