●『「後回し」にしない技術』(イ・ミンギュ, 吉川南 著)より
〈自己イメージを変えるための3つのステップ〉
●ステップ1:決心しながら実行に移せないでいることをひとつ思い浮かべる。
●ステップ2:実行を妨げている障害物となっている自己イメージを探してみる。
●ステップ3:それを変化への足掛かりとなる自己イメージに置き換える。
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かつてセネカはこう語った。
「何かができないということは、それがあまりに難しいからではなく、難しいと思い込んでやってみようとしないからだ」
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人は誰でも「自分は〜な人間だ」という自己イメージを持っている。
そして、それに合致する証拠を探し出し、自己イメージに合わせて行動しようという強い欲求を持っている。
これを「自己一貫性原理(Principle of Self-consistency)」という。
この分野における研究の第一人者であるプレスコット・レッキー(Prescott Lecky)博士は、自己一貫性のパワーをこう説明している。
「人は無意識のうちに、自分の言葉と行動を自己イメージと一致させることが道徳的だと考える」と。
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いまとは違う姿で生きていきたければ、理想に描く姿の人間として自分をイメージしさえすればよい。
本をたくさん読みたいなら、「本をたくさん読みたい」と望む代わりに、「わたしは一週間に1冊以上、本を読む人間だ」と、はっきりと自分を規定しよう。
実行力のある人間になりたければ、「自分は意志薄弱だ」という考えを頭から追い出して、「自分は決心すれば必ずやり遂げる人間だ」と、きっぱりと規定すればよい。
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いくら努力しても行動が変わらないなら、行動を変えようとするのではなく、イメージをつくり替えることだ。
自己イメージが変われば、行動は自然と変わるものだからだ。
どんな人でも、イメージする以上に高い場所に登ることはできない。
イメージほど成功の障害物になるものはない。
同時に、イメージほど可能性を高めてくれるものもない。
より大きなことをしたければ、自分をもっと大きくイメージし、もっと高いところに登りたければ、自分をもっと高い場所に押し上げなくてはならない。
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【コメント】
自分はこういう人間だと分析することはありますよね。
就職、転職の時に履歴書を書く際は、それを意識します。
そういう、「人生の棚卸し」の時はそれで良いのですが、自分の人生を前向き、上向きにしようと思った場合は、自分のイメージを打破する必要があります。
凝り固まった意識を崩すのは難しいです。
しかし、姿形のあるものでもないし、お金や資格が必要なわけでもありません。
理想をイメージする。
そこからスタートしてみましょう。
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