「一日一生」には二つの意味があります。
一つに、一日をまるで一生であるかのように生きるということ。
二つに、その一日が積み重なれば、いずれ一生となるということ。
一つ目の「一日をまるで一生であるかのように生きる」とは、一日を一生の短縮版として捉えるということです。
あなたの一日は、朝に日が昇り、夕方に日が沈み、夜に月が出ます。
このように人生も、生まれ、生老病死を経て、いずれ必ず死に至ります。
必ず夜が来るように、必ず命が尽きるのです。
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「日々是好日」という禅語があります。
これはまさしく一日一生で、「今ここの生き方」を表わした言葉です。
それぞれの一日を比べない。
比べているのは自分自身であることに気がつく。
「良い一日」「悪い一日」という判断は色眼鏡で見ていた景色であったことに気がつくのです。
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集中するということは、「しっかり」と行動するということです。
しっかりと朝に起きて、しっかりと仕事をして、しっかりと勉強して、しっかりと休んで、しっかりと寝る。
すべての日常生活を集中して生きるとは、そういうことです。
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人生は短い。
正しい条理と正義をもって現在を利用しなくてはならない。
くつろぎの時にもまじめであれ。
『自省録』第4巻 26 マルクス・アウレーリウス(神谷美恵子訳,2007)
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【コメント】
一日という限られた時間の中で、まるで人生の一生かのように生きる。
つまり、ひとつひとつ目の前の事に集中して、しっかり行動するということ。
確かにそういう一日は充実しているように思います。
最近は年齢のせいか、木曜日辺りにはかなり疲労が蓄積してしまい、土曜日は少なくとも半日ぐらいは寝てしまうことが多いです。
一生懸命生きると言っても、こうも疲労が蓄積される生き方は、あまり好ましいものではありませんよね。
ただ、真面目には生きたいものです。
疲労が少なく、尚且つ毎日を真面目に過ごせるスタイルへ変化させていきたいと思っています。
もうすぐ、春というリニューアルの時期ですしね。
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