●『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』(多良 美智子 著)より)
【できないことが増えるのは仕方ない。まだできることを楽しむ】
毎晩、寝るときに、一番幸せを感じます。
今日も1日元気に過ごせて、雨露をしのげる家があって、ぬくぬくと寝られるベッドがあって、本当にありがたいと思います。
たしかに年はとりました。
昨年は2回も転び、大きなケガをしました。
そんなことは今までなかったので、ショックでした。
大きな掃除機が重くなり、使いこなせなくなりました。
食べることや料理が大好きだったのに、食が細くなって、たくさん食べられなくなりました。
日々少しずつ、当たり前にできていたことができなくなっているのを実感します。
でも、それは仕方のないこと。
できないことはあきらめます。
そして、まだできることを楽しめばいいのです。
※※※
【コメント】
お孫さんとユーチューバーをやっている方です。
テレビでも取り上げられていましたね。
私のような就職氷河期世代にとって「老後の一人暮らし」というのは、とても不安です。
どの世代よりお金が無い。
独り身だから頼る人もいない。
そうすると、大きな手術の時に困るのですよね。
不安の一番は、そのへんではないでしょうか。
人口も減りまくりですから、社会が生活を支えてくれる回数も質も下がるでしょう。
そもそも、同世代をあまり見かけなくなりました。
人数は多いはずなのに見当たらない。
みんな、どこにいるのでしょう?
逆に、私がそういう人達から離れた生活をしているのか?
大きな幸せ・・・もしかしたら「野望」と言い換えてもいい。
そういうものは私にはありません。
自分の知っている範囲、可能な範囲の中で、小さな幸せを毎日発見できたら最高だと思っています。
ちょっとした風邪をひいても、「普段、当たり前の事ができるって、本当はありがたいことなんだな」と思うもの。
同様に、長い人生もそのスタンスで生きていこうと思います。
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