(「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- 」の初週、2週目の入場者特典)
●『こころを清らかにする言葉』(アルボムッレ・スマナサーラ、中村富美枝より)
※「もういい、やめた」というのは、 ひとつの幸せだと思いますよ。
信頼していた人に裏切られたとき、忠誠を尽くした会社をリストラされたとき、心から愛していた異性に別れを告げられたとき──
人生では、心のよりどころとしていた何かが自分の手の中からするりと逃げていってしまうことがあります。
そんなとき、焦ってなんとか代わりを得ると、少しホッとするかもしれませんが、まったく意味のないことです。
失った悔しさのあまり、たんなる「入れ替え」をして、脳にまやかしの満足感を与え、気持ちを紛らわせているだけなのです。
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何かを永遠に失ったと悟ったときは、脳内のプログラムを一新すべきです。
「別れてよかった」「やめてよかった」と確信できる境地に至らないままに代わりを得ようとしてはいけません。
離れていった対象を思いだすこともなくなり、心から「もういいや」と思えたとき、ようやく次のステップに進む準備ができるのです。
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【コメント】
心から「もういいや」と思う。
人間関係でもいいし、仕事とか趣味でもいい。
そういう心境になることってありますよね。
今まで積み上げてきたものを崩すことになります。
当初は恐怖とか不安が覆い尽くしますよね。
けれど、新しい生活を再構築するきっかけになるものです。
正直、縁を切って良かったと思うことが多々あります。
おかげでしょうもない重荷から開放され、自分の意志で行動出来るようになりました。
心から「もういいや」と思うことは「わがまま」かもしれません。
けれど、自分の人生への素敵なプレゼントでもあります。
年齢を重ねてからの「縁切り」は、後悔より笑顔のきっかけになります。