前回、ビデオDVDの作成に対して「こりゃ面倒だなあ」と思った訳ですが、そのままにしておくのも嫌なので、対策を考えました。
私は以前より、パソコンでテレビ録画して、編集したりしていました。
その際にいつもお世話になっていたアプリが、「TMPGEnc」です。
MPEG2動画をMPEG1に変換したり、不要な部分をカットしたりと、いろんな事が非常に簡単に出来てしまいます。
特に、エンコーディングした際の画質は最強でして、変換に凄まじく時間がかかろうが、画質を優先しますと、このアプリ無しでは語る事ができません。
そんなTMPGEncに、ビデオDVDを作成するオーサリングソフトがあるのを思い出しました。
「TMPGEnc DVD Author」です。
使い方については、こちらで優しく解説されています→「KGOTO.NET」
このアプリの特徴は、「とにかく簡単で素早く、ビデオDVDが作成できる事」に尽きますね。
TMPGEncが画質優先の為、処理に時間がかかっていたアプリなので、TMPGEnc DVD Authorも相当な時間がかかると思っていました。
前回のコラムでも、「ShowBiz」を使って作成した際、7,8時間も費やしてようやく完成したものですから、「ビデオDVD=作成に時間がかかるもの」という思考にもなっていましたし。
ところがTMPGEnc DVD Authorで、試しに2時間もののビデオDVDを作成してみたら、メニュー画面作成やチャプター設定等をして、更にDVDを焼きあげても全工程1時間もかかりませんでした。
他のビデオDVD作成アプリが、動画の再エンコードをするのに対し、TMPGEnc DVD Authorにはそういう作業が無いからです。
ビデオDVDというと、メニュー画面があり、好きなシーンから再生する事が出来たりしますよね。
TMPGEnc DVD Authorは、その作成過程が非常に分りやすく、初めて操作する人も、まず戸惑うことは無いと思います。
動画のカットやチャプターの設定も、感覚的に指定するだけです。
完成したものを民生DVDプレーヤーで再生した際、ものの見事にメニュー画面が表示されて操作が出来た時は、とても感動しました。
本編を見ないで、そっちばかり操作してしまいましたよ。
DVD-R/RWドライブに添付されていた海外製のオーサリングソフトは、凝った処理が可能です。
しかし、「とにかく素早く簡単にビデオDVDを作成する」という事については、果てしなく不可能になっています。
GUIライクなメニューな為、かえって何をしたらいいのか分らないのです。
その点、このTMPGEnc DVD Authorは、見た目がそっけないのですが、誰もがビデオDVD作成を楽しめる非常に秀逸なものに仕上がっています。
そうそう、VAIOのGiga Pocket(ギガポケット)で録画すると、単純なMpeg動画ではなく、ビデオカプセルというものが出来るのですが、TMPGEnc DVD Authorはこのビデオカプセルの状態で読み込むことも出来るのが、VAIOユーザーには嬉しいところですね。
ちなみにTMPGEnc DVD Authorには、作成したDVDファイルをDVD-R/RWに焼くアプリも同梱されています。
「とにかく焼く」という点にだけ特化したものです。
残念ながら、私のVAIOでは起動する事が出来ませんでした。
しかし、TMPGEnc DVD Authorを使って生成した「AUDIO_TS」「VIDEO_TS」という二つのフォルダをメディアに焼くだけですので、私はDVD-R/RWドライブに添付されていた「B's Recorder GOLD」で焼きました。
ようやく、ビデオDVDを気軽に作成できる環境が整いました。
これからが本番なわけでして、いろんな番組を焼いてみたいと思います。
・・・・・・・さてさて、いよいよ今日はバレンタイ・・・・ではなく、CLIE TH55の納品日です。
そちらの体験レポートは後ほど書きます。
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