2004年02月18日

クリエ CLIE PEG-TH55【無線LAN】

TH55でやってみたかった事の一つ「動画再生」は、VAIOのGiga Pocketとの連携によってあっさりと出来ました。
そしてもう一つの目玉が、無線LANでした。
今までCLIEで無線LANモジュールが搭載されているのって、UX50ぐらいですよね?
TH55は一枚板の筐体なのですが、その薄い本体の中に、大型液晶、バッテリー、カメラ、基盤、それに無線LANモジュールが搭載されているのは、非常に不思議であり、嬉しい限りです。
自宅は無線LANの環境にあり、B5サイズのVAIOノートでインターネットをしていました。
無線LANは非常に快適なのですが、ノートPCのバッテリーがネックとなっていました。
普通にインターネットをしていると、一時間もすればバッテリーが無くなってしまいます。
そうすると、VAIOは女性の声で「バッテリーが少なくなっています」という警告を発します。
その度に充電するのも面倒なので、本体のバッテリーを外し、ACアダプターを接続してインターネットをするようになりました。
それにより、デッドウェイトになっていたバッテリーの分だけ軽くなり、1キロを切ります。
これまた快適になったものの、無線LANなのに、ACアダプターの長いケーブルが常に付きまとう事になります。
まるで、エヴァンゲリオンの背中に刺さっているケーブルみたいです。
(そういや、昨日からスカパーのキッズステーションで放送が始まりました。全て、DVDに焼く予定)
そんな事から、「もっと軽くて、何も線の類を刺さなくてもインターネットが出来るようになりたいなあ」と常々、思っていました。
そこで、TH55の登場です。
本体に最初から無線LANモジュール内蔵という事もあり、TH55の取扱説明書とは別に、「インターネット接続ガイド」という冊子が付いていました。
説明どおりにやれば、簡単に設定が完了します。
設定というほどのものではありませんね。
ただ単に、無線LANのアクセスポイントを自動で探させて登録するだけです。
後はブラウザを開けば、ホームページを見ることができます。
昔の私は、PDAでインターネットをするという事は、とても設定が複雑という印象を持っていました。
PCと違ってユーザー数が少ないので、誰でも簡単に設定が出来るインターフェースというものの開発が遅い、若しくは放棄されているという印象があったからです。
けれどそれは間違いでした。
これならば、誰にでも気軽にお勧めできます。
TH55には、NetFront ver3.1という最新のブラウザが搭載されています。

上記の写真は、NetFront上でYahoo!を表示させた画面です。
写真をクリックして拡大して見ていただければお分かりの通り、ごく普通に見ることが出来ます。
既存のブラウザだと、どのように表示されるのでしょうかね?
同じなのかな??
いろんなサイトを巡回してみましたが、Palmでネットサーフィンにつきものの「メモリ不足」という警告を見たことがありません。
写真専門サイトみたいな所へ行かなければ、別に困ることは無いと思います。(そもそも、そういう所へPDAで行くのが間違っているし)
ちなみに、神ナナはまともに表示できません。
左一番上のjpeg画像のおかげで、画面の中のスタイルがおかしくなってしまうみたい。
これは、PDAというより、私のサイトの仕様のせいです。
修正しないといけないなあ・・・・。
このブラウザは基本的に、テキスト主体のサイトならば、別に不都合は無いと思いますよ。
使っていて良かったなあと思うのは、ジョグダイヤルの操作性の良さです。
ジョグの回転でリンクを選べたり、ジョグダイヤル左右にあるボタンで「戻る」「進む」が選択出来るのは嬉しいです。
背面にボタンが集中している特異な筐体のTH55ですが、ネットサーフィンする際は非常に使いやすいです。
ブラウザそのそのものの性能向上、端末本体のCPU・メモリの余裕、ジョクダイヤル等のボタン配置の妙で、相対的に不都合はそんなにないと思いますよ。
手のひらの中でインターネットをするという事に特化した、一つの答えを具現化したものかと。

私自身、PCでネットサーフィンするというと、殆どがテキストサイト。
そしてその中でも高い割合が、「2ちゃんねる」だったりします。
Palmで2ちゃんねる専用ブラウザと言いますと、「NNsi」が有名ですよね。

上記は、同ジャンル内のスレッド一覧群を表示させたところです。
PC、携帯電話、他種PDAの2ちゃんねるブラウザと同じようなものなので、そんなに戸惑う事もなく導入できると思います。
過去ログは、自動的にメモステ内に記録されるので、どんどん閲覧しても、TH55内のメモリが圧迫されることはありません。
こちらも、ジョグダイヤルおよびジョグ左右のボタンで操作が可能です。

総じて、TH55でのネットサーフィンは、凝りまくったサイトでなく、yahoo!レベル程度ならば問題ないです。
私の場合、ネフロを使うのは、webメールのチェック程度なので全く問題ありませんね。
無線LANでインターネットするならば、通信料が加算される訳でもないので安心です。

コンパクトフラッシュカード等を刺すスロットやオプションがないので、AirH”等のPHSを使う人は困るでしょうね。
そういう方は、NXの後継モデルを使われると思います。
私は外出先でインターネットをする事なんて特別必要もなく、携帯電話でメールやブラウズがちょこっと出来れば充分です。
TH55は、CLIEを手帳として見直ししたTJ25、それにAV機能を付随したTJ37に続く上位機種です。
ネットを中心にした端末ではないので、無線LAN環境の下で通信速度もサクサクにインターネットが出来るだけで充分に活用できます。
かなり長時間使用してみても、電池の減りが少ないのもありがたいですねぇ。
コンパクトだし、小説の文庫を読む感覚に近いものがあります。

やはりSONYが数字の「5」を複数使った型式の端末は、気合の入り方が違いますね。
最近では、VAIO 505エクストリーム、SO505i然り。
誰にでもお勧めできますよ。


追記(2004/2/29)
画面のキャプチャーのやり方を覚えたので、掲載している画像を差し替えました。
以前は、画像を表示させたCLIEをデジカメで撮影するという、とても原始的な方法をとっていたのですが、やはり今回の方が綺麗でいいですよね。
以前のやり方は、大昔、テレビのスピーカーの前にカセットテープを置き、番組を録音するのに近いものがありました。
そうやって録音する時、必ず母親の「ご飯できたわよ〜」という声が入ってしまうわけで。

Posted by kanzaki at 2004年02月18日 11:04
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