2004年02月26日

モーニング娘。おとめ組のコンサート 2004年【4】

前回の続き。


おとめ組劇場<告白シミュレーション>が始まりました。
毎年、彼女たちはミュージカル公演をしているのですが、いつも本編が終わった後にミニライヴがあったりとお得感があります。
今回は、その逆バージョンですね。
さてその本編をご紹介しましょう(途中、うる覚えでして、脳内補完しております)。

辻さん、田中さん、重道さんが、セーラー服(夏バージョン)で登場。
どうやら重道さんが悩んでいるようです。
他の学校の美男子 綾小路君が好きなのだけれど、告白が出来ないのだとか。
そんな時、小川さん登場。
顔にはメガネをかけて、ガリ勉キャラのようです。
三人の事は気になるけれど、一人別の所で勉強をしています。
そこで田中さん(だったかな?)が、こういう時は先輩を呼ぼうという事になりました。
「二人はきっと、漫才コンビのようにやってくると思います」と予告。
するとそこへ、同じくセーラー服姿の石川さん、藤本さんコンビが登場。
ベタな大昔の漫才コンビよろしく、猫背で手を叩きながら、小走りで舞台中央へやってきます。
そして、「二人合わせて、コシヒカリ!」とポーズをとります。
地元の名産を台詞には入れるのは、サービスなんでしょう。

実は藤本さんの幼馴染が、綾小路君と同じ学校に通っている事が分かりました。
その人を通じて呼んできてもらう事になっているのですが、どうもまだ連絡がありません。
重道さんは、「告白するのは無理!」と怖気づいています。
それを石川さんが勇気付けます。
この学校には、恋愛研究会というものがあるそうです。
構成員は3年生の飯田さんたった一人。
石川さんが、「音楽にのってさっそうと登場してくるわ」と云うので、全員がステージ左側を見ていると、何故か反対側より、アホの坂田の物まねをしながら登場。
みんなが驚きます。
飯田さん、20歳を超えてのセーラー服姿です。
なんだか、違うお店に来てしまった感覚に陥ってしまいそうな、エロさを醸し出しています。

飯田さんは、告白に躊躇している重道さんに、「私が来たからには大丈夫だ、みちじゅう」と、重道(しげみち)さんの苗字を間違えて云います。
不安になる重道さん。
飯田さんは、何か別の手段を使い、綾小路君を呼び出す事に成功したそうです。
二時間後、ニワトリ小屋の前で待ち合わせする事に、段取りをしてくれたのです。
しかし、このまま重道さんが行ったとしても、ちゃんと告白が出来るわけがありません。
そこで、恋愛研究会の飯田さんが、告白シミュレーションをやってみようと提案しました。

監督は、もちろん飯田さん。
彼女が、配役を決めます。
一人でニワトリ小屋へ行くのは不安だろうから、付き添いが必要になるだろう。
そういう事で飯田さんは、付き添い役として、辻さんと藤本さんを選任。
綾小路君の方も一人では来ないだろう。
そういう事で、綾小路君の友達役として、石川さんを選任。
石川さんは、男の子役になりきって、いつものアニメ声を変えて、男の子っぽく喋ります。
「新潟テルサ? なに云っテルサ?」と云います。
ここの会場の名前「新潟テルサ」の名前を云って、ファンは大盛り上がり。
「ニワトリ小屋には、猫がいるかもしれない」と飯田さん。
そこで、猫っぽい顔の田中さんを選任。
肝心な綾小路君の役が、まだ決まっていません。
どうしようかと、みんなで考えます。
それまであまり喋らずに、ステージ反対側を向いて座っていた小川さんが、「♪ある日、森の中、クマさんに、出会った〜♪」と歌いながら、みんなの所へ近づきます。
そして実は、自分は中学時代に、演劇部の部長だったと告白します。
それならばと綾小路君役は、小川さんに決定。

飯田さんは、重道さんに「告白の時は、言葉はハッキリ、スマイルでね」と助言。
そして、田中さんには、猫役を徹底させます。
田中さんは、手を招き猫っぽくして、「ニャー」と可愛く鳴きます(萌)。
小川さん(綾小路)と石川さん(友達)が、ニワトリ小屋と想定された中央部へやってきます。
重道さん達もやって来て、出会います。
田中さん(猫)が鳴いています。
重道さんは、「お腹が空いているんだわ」と田中さん(猫)に食べ物をあげて可愛がります。
それを見た小川さん(綾小路)は、「なんて心の優しい人なんだ」と褒めて、重道さんを好きになり、めでたし・めでたし(はあと)。

はいっ、カット!
飯田さんが褒めます。
みんなも、シミュレーションが上手くできて良かったと喜びます。
特に、田中さんが演じた猫の泣き声のタイミングが良かったと云います。
それに対し田中さんは、タマゾウという猫を飼っているからだと思いますと。
しかし飯田さんは、そんな一同の喜びを制します。
「本番では、何が起こるか分からないわ。どんなハプニングが起きても対応出来るように、想像を超えた練習をするわよ!」と云います。
みんなで円陣を組み「想像力!」と声を揃えて叫びます。

ここから段々、不条理な世界へと展開していきます。
飯田さんの提案で、ちょっと役柄を変えてみようという事になりました。
小川さん演じる綾小路君は、イタリア人。
石川さん演じるその友達は、アメリカ人という事にしました。
その役柄で、ニワトリ小屋にて、重道さんと会います。
喋っているうちに面倒になってきたので、外国人の役をやめて話しは展開します。
そこへ、不良役の藤本さん、辻さんが登場。
辻さんは、小川さん(綾小路)が気に入らないらしく、「くらえっ! ノノちゃん、パーンチ!!!!」とその拳を振り上げます。
藤本さんが、「説明しよう。ノノちゃんパンチは、全てがスローモションになってしまうのである」と、タイムボカンシリーズの如く説明します。
全員の動きが、とてもゆっくりになります。
「くらえ!」という言葉も、「くうううううらあああああええええええ」と延びきったカセットテープの音声のようになっています。
真っ直ぐに辻さんの拳が、小川さんへ向かっていきますが、それを見切った小川さんは、パンチを避けます。
そして反対に、小川さんが辻さんにパンチを食らわせます。
やられた辻さんは、反対の手でチョップを小川さんへ食らわせます。
「パンチなのに、チョップなのかよ〜!」と、小川さんは額から血を流しながら倒れます(ここで、スローモーション終了)。

流血した小川さん(綾小路君)。
そこへ、通りすがりのナース役として、石川さんが駆けつけます。
そして、このままでは死んでしまうと「飯田ドクター! 飯田ドクター!」と叫びます。
のほほんと監督として仕切っていた飯田さんは、自分の名前を呼ばれて驚きます。
そこへ石川さんが、「飯田ドクター、もう自分を責めるのはやめて!!」「飯田教授は数年前、難病の青年の手術に失敗してから、メスを持つことを拒絶したの!」と、飯田教授の苦悩の過去を叫びます。
飯田さんは、きょとんとしています。
倒れている小川さん(綾小路君)の所へ、辻さん(父親)と母親・妹(配役忘れた)が駆けつけます。
「飯田教授が手術を拒むのならば、私がオペします」と、石川さんが言います。
そこへ「もう、私は逃げない!」と飯田さんが叫びます。
あんなに拒んでいたのに、すっかり医者モード。
「この手術が成功したら、私と結婚してくれ」と石川さん(ナース)に告白します。
そして、手術開始。
飯田さんが「メス」と云うと、石川さんがメスを渡します(もちろん本物はありません。パントマイムのみ)。
使い終わった道具を後ろへ投げます。
その手術の模様を後ろで、辻さん(父親)と母親・妹(配役忘れた)が見ているのですが、その投げられた道具の飛び交う軌跡を追いかけます。
飯田さんは、そんな感じで何個か道具を後ろへ投げていると、そのうちの道具の一つが、辻さんの額に突き刺さり苦悩しております(そのタイミングが良く、苦しんでいる辻さんの仕草に、会場は爆笑)。

そんな中、手術は成功しました。
蘇る小川さん。
それを見守っていた道重さん。
小川さんは、道重さんに告白をして、それを了承。
めでたし、めでたし。

「積極性」「勇気」「自信」を持てば、何でも出来ると言い合います(この寸劇に、そんなテーマがあったのか!!)。
みんな元気になって、舞台から去ります。
(辻さんはその際、ダンディ坂野のように去っていきました)
小川さんだけ、一人舞台に残っています。
みんなが去ったのを知らず、今度はシチュエーションを変え、吉本新喜劇風にしようと云い、自分一人で演じています。
途中でようやく、自分だけが残っているのに気づき、「誰もいないんかい!」と一人ボケ、一人突っ込みをして寸劇は終了しました。

セットは無く、自分達の身体だけで表現するシチューエーションドラマ・・・しかも、かなり不条理な展開で進むところは、アニメ版「めぞん一刻」の第37話「危ない仮装大会 響子さんも過激に大変身」を彷彿とさせるものがありましたよ。

さあ、いよいよ、コンサートも後半戦へ突入です。


次回へ続きます(まだ続くのかよっ!!)。

Posted by kanzaki at 2004年02月26日 22:12 | トラックバック (0)
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