2004年04月23日

DOCOMO F212i【シンプルライフ・ケータイ】

最近、私は感じていた事があります。


「携帯電話が重い」


私が使用している携帯電話は、ドコモのSO505iです。
詳細は下記のリンク先をご参照ください。
http://505i.nttdocomo.co.jp/product/so505i/index.html
この携帯電話は機能満載で、デザイン的にも、なかなか優れものでした。
しかし、重たい。
何と145gもあるのですから。
更に、厚さ33mm。
これを日々、スーツの内ポケットに入れておくのが苦痛でたまりませんでした。
それにその厚さ故に、スーツがモッコリしてしまって、とても恥ずかしかったです。
だから、移動の際はカバンの中に入れておき、職場では机の上に置いおく有様。
とても身に着けておきたいと思う携帯電話ではありませんでした。

SO505iは極端な端末でしたが、何もこの苦痛は、この端末に限ったことではありません。
折り畳み式携帯電話は、どれも同じような事を感じさせます。
どんなに薄くしたところで、厚さが2cmを切るような端末はあまり見かけません。
以前は、折り畳み式でも薄さに力を入れていた端末もありましたが、カメラ等の付加価値に力を入れ始め、筐体のコンパクト化は二の次になってしまいました。
別にこれは、メーカーが押し付けてきた傾向ではありません。
ユーザーが、小型軽量化よりも多機能化を望んだ結果なのです。
そのせいか今じゃ殆どが、厚みのある折り畳み式のデザインです。

「でも、もう嫌だ」

そんな言葉が、心の底から聞こえてきました。
私が望んでいる携帯電話は、こんなんじゃない。
私は確かに、スペック重視の傾向にありました。
いろんな機能が付いている携帯電話に目が行っていたのは事実。
しかし、CLIE PEG-TH55というPDAを購入して、その考えが変わりました。
最近の携帯電話に付加価値として付いている機能は、PDAの方がずっと作りこまれているのだもの。
携帯電話は、通信会社が「通信料」を徴収する為に、どんな事をしても大抵は必ず、何かしらの通信料が発生してきます。
インターネット、写真付きメール、アプリ等、使えば使うほど、通信料が跳ね上がっていきます。
それらの機能については、PDAを使えば携帯電話よりも高機能で、しかも安価に利用する事も可能です。
幸い、我が家は無線LANの環境下にあり、PDAが無線LANに対応していたので、パソコン用に支払っているインターネット料金以外に通信料金が発生することはありません。
PDAでインターネット関連をしても、追加料金の必要なし(自宅とホットスポットに限られますが)。
外出先で携帯電話を使うのは、音声とメールのみ。
他の事は、携帯電話で使用しなくなりました。
一台の多機能な携帯電話を使うよりも、シンプルな携帯電話と多機能なPDAの組み合わせの方が良いなあと思い始めました。

そこで私は、携帯電話の機種交換をすることになりました。
私が購入した携帯電話は、ドコモのF212iです。
詳細は下記のリンク先をご参照ください。
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/keitai/212i/f212i/f212i.html
リンク先を見てもらえればお分かりのとおり、カメラもアプリも付いていない、小型軽量ストレート型端末です。
これをお店で購入しました。
価格は、1,400円。
溜まっていたポイントを使ったので、実質無料での購入です。
色は、ダークメタル。
それを手にしてみました。

か、軽い(70g)。
そして、何と薄い端末なのでしょう(13mm)。
スーツの内ポケットに入れても、膨らみが全くありません。
それどころか、自分が携帯電話をどこにしまったか忘れてしまうぐらいです。
内臓された機能等については、またいずれご説明しますが、性能云々以前に、この薄くて軽い本体そのものが、この携帯電話の特徴であります。

皆さんがお持ちになられているような機能は、この携帯電話にはありません。
それらについては、PDAを使うので大丈夫。
私の使っている「クリエTH55」は、過去にご紹介してきたように、本当に便利で多機能かつ高機能。
そのくせ端末は、15mm程度の厚さ。
服の中に忍ばせて外出する際、表面積は広いですが、本体が薄いので気になりません。
気軽に外出する時は、PDAを持たず、F212iと財布さえあれば大丈夫。

とても気軽に持ち歩ける携帯電話を入手できて嬉しいです。
そして、精神的メリットもありました。
世間が、高機能で華やかな携帯電話に一喜一憂する光景を客観的に見ることが出来るようになったことです。
今までは、その渦中にいました。
そして、自分が使うかどうか分からない機能に対し、「流行っているから」「便利そうだから」と云って食指が動くことも無くなりました。
「自分は、シンプルな携帯電話と、多機能なPDAの組み合わせの方が良い」と、ちゃんと自分の考えが持てるようになりました。
世間の流行は、情報として抑えておけば良い。
そして他人のライフスタイルは尊重した上で、私は私で、別のライフスタイルを歩めばよいと気づきました。

シンプルライフを求めている私の考えが具現化した携帯電話が、このF212iではないかなあと思っています。

Posted by kanzaki at 2004年04月23日 07:00 | トラックバック (0)
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